報道発表資料 [2016年7月掲載]

かいぼり後の井の頭池 生きもの博2016

平成28年7月4日
建設局

 井の頭恩賜公園の井の頭池では、生態系の回復と水質改善を目的とした「かいぼり」※1を、多くの都民とともに実施しました。
 かいぼり後の井の頭池の生きものの様子を紹介するために、下記のイベントを開催します。
 池の生きものの調査を続けている都民ボランティア団体「井の頭かいぼり隊」※2が、当日の調査で捕れた生きものを会場に展示し、解説します。かいぼり後、約60年の長い眠りから覚め、池底で発芽した絶滅危惧種の水草「イノカシラフラスコモ」※3も初展示の予定です。

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初公開!60年の眠りから覚めた水草
イノカシラフラスコモ

1 日時

 平成28年7月9日(土曜)
 11時00分〜16時00分(小雨決行)
※)荒天の場合には7月10日(日曜)に延期

2 場所

 井の頭恩賜公園 野外ステージ前

3 内容

  • 水槽展示(池で捕獲・採集した生物の展示):魚類、エビ類、カメ類、ヤゴ、水草など
  • パネル展示(かいぼりによる効果、成果等の紹介)
  • 井の頭かいぼり隊による解説
  • かいぼりリーフレット配布 など
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かいぼり隊による解説風景
(平成28年1月かいぼりイベント)
かいぼり後、増えてきた
在来種のモツゴ、クロダハゼ

4 主催

 東京都西部公園緑地事務所

5 協力

 井の頭恩賜公園100年実行委員会

6 イベントに関する問合せ先

 NPO法人生態工房 0422-27-5634

※)別添チラシ(PDF形式:592KB)参照

交通機関

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  • 交通のご案内
     JR・京王井の頭線「吉祥寺」駅 下車 徒歩5分
     京王井の頭線「井の頭公園」駅 下車 徒歩1分
  • 住所
     武蔵野市御殿山1-18-31

園内マップ

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※1 井の頭池のかいぼり
 「かいぼり」は、ため池を維持する手法として、昔から日本各地で行われていた。井の頭池では生態系の回復と水質改善を目的として、池の水を抜き、池底を天日にさらし、多くの都民とともに外来魚等の捕獲を行う事業として、平成29年度に迎える井の頭恩賜公園開園100周年までに3回実施する計画で、既に平成25年度と27年度に実施している。かいぼり事業は、都や三鷹市、武蔵野市、21の地域関係団体から構成する「井の頭恩賜公園100年実行委員会」と協力のもと進めている。

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井の頭池でのかいぼりの様子(2016年1月)

※2 都民ボランティア団体「井の頭かいぼり隊」
 東京都では、かいぼり事業を多くの都民とともに進めていくため、公募したボランティアによる「井の頭かいぼり隊」を、地域で活動するNPO法人の協力のもと組織している。かいぼり時には魚類捕獲作業のリーダー役として、かいぼり後には、池の水生生物のモニタリング調査を行うなど、現在50人が活躍中。

※3 イノカシラフラスコモ(Nitella mirabilis var. inokasiraensis)とは
 車軸藻類という緑色藻類の仲間で日本固有の種。昭和32年(1957年)に井の頭池及び神田川上流で初めて発見され、新種として記載された。その後、発見地においては絶滅したと考えられたが、平成28年春、かいぼり後の井の頭池において、約60年ぶりに池底で発芽しているのが確認された。環境省のレッドデータブックでは最も絶滅が危惧される「絶滅危惧1類」に記載。
 全体の長さは20〜30センチメートルになり、主軸(茎)の直径は0.5〜0.7ミリメートルと大変細く、雌株と雄株に分かれていることなどが特徴。
※「絶滅危惧1類」の数字の正しい表記はローマ数字です。

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井の頭池内での生育状況(平成28年5月23日撮影)

問い合わせ先
建設局西部公園緑地事務所工事課
 電話 0422-47-0192