報道発表資料 [2015年2月掲載]
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観光

訪日外国人の食事メニューについて

 オリンピック開催時、海外からのお客様を迎えることになり、以前、外国人の知人が訪日の際、非常に困った事例を改善しておく必要があるのではないかと思い、意見を述べたいと思います。
 知人はベジタリアンで、東京に滞在の際、メニューは読めないし、材料もわからないということで、食事を取れない日があったと言っておりました。ベジタリアンでも肉と魚が食べられないだけで、玉子や牛乳は口にできる人でしたので、サンドイッチやピザを食べることで何とか凌いだようですが、日本らしいものを食べることができず残念がっていました。帰国直前に天ぷら屋さんに行く機会があって、やっと日本らしいものが食べられたと喜んでおりました。
 このような経験から、日本の外食ではベジタリアンメニューはあまり浸透していないのが現状なので、オリンピックを機会に、ベジタリアンの人でも安心して食べられるような方法を考えていけたらと思います。
 ベジタリアンと言っても、肉だけダメな人、魚もダメな人、卵も牛乳もダメな人、宗教上の理由で食べられない人とさまざまなので、面倒ではありますが、それらが分かりやすくなった目印なり、メニューなりを考えておければ、より快適に過ごして頂けるのではないかと思います。
 せっかくの食品免税を活かすためにも、お土産品などにも目印をつけられると良いと思います。
 東京都が率先して方針を打ち出していけば、色々な所で波及効果があると思います。ご検討頂けるようお願い申し上げます。

取組

 このたびは、貴重なご意見をいただきまして、ありがとうございます。
 近年、東京を訪れる旅行者の国籍やニーズが多様化しており、飲食店において、対応が必要な言語が増えるとともに、食材や調理法などについて、アレルギーだけでなく、宗教やベジタリアンなどの思想にも配慮する必要性が高くなっていると認識しています。
 そこで、先日、東京都では、様々な食習慣の方にも東京の「食」を楽しんでいただけるように、ウェブサイト「EAT 東京」を開設しました。
 この「EAT東京」には、2つの機能があります。
 まず、飲食店の方がメニューを作成する機能では、12種類の言語メニュー名を翻訳できるだけでなく、アレルギーや宗教、ベジタリアンなどの思想に係わる食材について、35種類のピクトグラム(絵文字)などでわかりやすく表示したメニューを作成、印刷して、店内で利用することができます。
 次に、外国人が飲食店を検索する機能では、メニューなどを登録した飲食店の中から、自分の行きたい飲食店を、エリアや料理のジャンルから探し、店舗に行く前にメニューを確認することができます。
 今後、多言語メニューを置く飲食店を増やし、外国人旅行者の皆様には東京の「食」を楽しんでいただきたいと思います。

(参考)
 飲食店の方がメニューを作成する機能 http://www.menu-tokyo.jp/menu/

 外国人が飲食店を検索する機能 http://www.menu-tokyo.jp

(産業労働局)