報道発表資料 [2014年12月掲載]

平成25年度東京都内における航空機騒音の調査結果について

平成26年12月8日
環境局

 平成25年度の東京国際空港(羽田空港)及び横田飛行場の周辺地域並びに厚木飛行場(神奈川県)に近接する町田市の一部地域における航空機騒音の調査結果がまとまりましたのでお知らせします。
 今回の調査では、平成25年4月1日から航空機騒音の評価指標となった時間帯補正等価騒音レベル(Lden)を用いました。
 調査結果において、環境基準に適合していない地点があるので、都は、国や米軍に対して、航空機騒音防止対策の推進を図るよう引き続き要請を行っていきます。

平成25年度調査結果の概要

飛行場 調査の種類 環境基準指定地域内の測定地点数 環境基準適合地点数 備考
東京国際空港
(羽田空港)
固定 5 5
  • すべての地点で環境基準に適合しました。
分布 5 5
横田飛行場 固定 4 2
  • 基準適合地点が1地点増えました。
  • 環境基準に適合しない4地点はいずれも滑走路延長線上でした。
分布 12 10
厚木飛行場 固定 3 2
  • 基準適合地点が1地点減りました。
  • 環境基準に適合しない4地点は、2地点は滑走路延長線上、2地点は滑走路延長線上から約1キロメートル離れている地点でした。
分布 8 5

(注)
 固定調査:同一地点で、通年連続して測定を実施する調査
 分布調査:騒音の影響範囲の広がりを把握するため、1) 飛行コース延長直下のような基軸となる地点、2) 地域を代表する地点、3) 騒音の影響限界地点等において、短期間で実施する調査(測定地点は、原則前年度と同一地点で実施)

※別添 調査結果

問い合わせ先
環境局環境改善部大気保全課
 電話 03-5388-3498

〔補足説明〕

1 用語の説明

(1) 航空機騒音に係る環境基準

(昭和48年12月27日環境庁告示第154号)
(改定 平成19年12月17日環境省告示第114号)

 基準値は地域の類型ごとに次表のように定められています。

地域の類型 Lden(改定後)
[単位デシベル(dB)]
WECPNL (改定前)
[単位WECPNL]
 1(住居系地域)
 2(その他の地域)
57デシベル以下
62デシベル以下
70以下
75以下

(2) Lden(時間帯補正等価騒音レベル)

 Ldenは、平成19年12月17日環境省告示第114号により平成25年4月1日から航空機騒音の評価指標となったもので、単位はデシベル[dB]です。Ldenの「den」はDay(昼)、Evening(夕)、Night(夜)を表しており、昼夕夜平均騒音レベルとも呼ばれます。航空機の離着陸などに伴い発生する「飛行騒音」に加え、航空機が誘導路上を移動する際に発生する騒音やエンジンテストによる騒音などの「地上騒音」、飛行場内でのホバリングによる騒音も評価の対象としています。
 航空機の音は、だんだん大きくなって、やがて小さくなって聞こえなくなります。航空機騒音では、最大値が暗騒音に対して10デシベル以上高いものを対象としています。また、周囲がうるさい昼間の航空機の音は影響が少なく、寝静まった夜中の音は影響が大きいと考えられます。そこで、Ldenでは時間帯別に重み付けします。具体的には、夕方(19時00分〜22時00分)に発生した騒音には、その騒音による暴露量に5デシベルを、夜間(0時00分から7時00分及び22時00分から24時00分)に発生した騒音には、その騒音による暴露量に10デシベルを加算し補正しています。その重み付けされた暴露量の総和を1日24時間で平均することでLdenを算出します。以上のことを考慮した計算式が下記になります。

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(3) WECPNL

 WECPNLは、加重等価平均感覚騒音レベル(Weighted Equivalent Continuous Perceived Noise Level)の略で、「うるささ指数」とも呼ばれ、昭和48年より航空機騒音の評価指標として採用されてきたものです。航空機の離着陸などに伴い発生する「飛行騒音」を評価の対象としています。
 航空機の音は、だんだん大きくなって、やがて小さくなって聞こえなくなります。航空機騒音では、最大値が暗騒音に対して10デシベル以上高いものを対象としています。また、まわりがうるさい昼間の航空機の音は影響が少なく、寝静まった夜中の音は影響が大きいと考えられ、騒音発生回数を19時00分〜22時00分では昼の3倍、22時00分〜翌朝7時00分では昼の10倍に補正しています。これらを、考慮した下記の計算式で、WECPNLは示されます。

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(4) Lden及びWECPNLのイメージ図

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