報道発表資料 [2013年6月掲載]
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医療

(都立病院と地域病院のネットワーク)

 壊死性筋膜炎は、嫌気性菌が引き起こす病気で、筋肉と皮膚の間にある筋膜を壊死させながら菌が急速に増殖し、敗血症、腎・肝障害、多臓器不全に移行することで、30代でも致死率が40%近い死にいたる病です。このように進行の速い病気に対処するためには、あらかじめ地域の病院のネットワークが形成されていて、どこに行けばどのような治療を受けられるか分かっていることが重要と感じました。
 私は夜間診療を行っている地元の病院を探し、まず夜間に一つ目の病院にかかったのですが、速やかに墨東病院を紹介されました。この判断が無く、家に帰されていたらおそらく命を落としていたのではないでしょうか。聞くところによると、墨東病院の皮膚科部長が一軒一軒地元の病院を回ってネットワークを形成されたそうです。
 壊死性筋膜炎は症例も少なく、民間の開業医が受け入れることは難しいと思います。都立病院などの公的病院はこのような民間で対処できない難しい病気に対処する最後の砦だと私は思います。
 あらかじめ作り上げた病院ネットワーク、経験豊富な医療チーム、必ずしも利益だけを優先しない経営姿勢、これらがそろって初めて私の命は救われました。改めてお礼申し上げます。
 最後になりましたが、墨東病院の皮膚科に代表されるような地域に根差した経験豊富な公的医療を今以上に都が推進、発展させ、より多くの命を救っていただけることを切に望んでおります。
※個人の治療内容に言及している部分は省略しました。