報道発表資料 [2011年1月掲載]

「カシミヤ製のジャケット・コート」の商品テスト実施
約3割の商品で表示と実際が異なる!「カシミヤ100%」表示も
テスト結果を踏まえ、11事業者に表示の改善を指示

平成23年1月20日
生活文化局

 近年、「カシミヤ100%と表示しながらも他の獣毛が混紡されている」等の不適正表示の事例が、多く報告されています。そこで、都では、インターネット上で通信販売されている「カシミヤ製のジャケット・コート」の商品テストを実施しました。
 その結果、表示と実際の混用率が著しく異なる商品を製造、販売していた11事業者に対して、本日、不当景品類及び不当表示防止法(以下「景品表示法」という。)に基づく指示を行いましたので、お知らせします。

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1 商品テストについて 【詳細は資料1、資料3参照】

  • インターネット通販で購入したカシミヤ製の繊維製品(ジャケット・コート)53商品について、カシミヤ混用率の商品テストを実施した。
  • 約3割の商品(53商品中17商品)で、「実際の混用率」と「商品の表示」が異なる不適正表示が見つかった。紳士用ジャケット及び紳士用コートは約4割、婦人用ジャケット及び婦人用コートは約2割が実際の混用率と表示が異なっていた。

2 景品表示法に基づく指示について 【詳細は資料2、資料4参照】

  • 「表示はカシミヤ100%、実際はカシミヤ9.8%」をはじめ、実際のものより著しく優良であるように表示していた8商品について、11事業者に表示の改善を指示した。
  • 実際の混用率と表示との著しい差異は、製造事業者が商品製造前に生地のサンプル検査を行って混用率を確認している場合にも発生しており、製造事業者は、十分な製造管理等を実施する必要がある。また、販売事業者も品質表示の根拠について確認を行うなどして表示の適正化に努める必要がある。

3 情報提供・要望

商品テスト結果及び景品表示法に基づく指示について情報提供するとともに、表示の適正化の推進について要望する。

 消費者庁、経済産業省

業界団体

 社団法人日本通信販売協会、全日本婦人子供服工業組合連合会、日本アパレル産業協会、財団法人毛製品検査協会

4 その他

 商品テストの対象商品の中には、混用率表示のほかに、洗濯絵表示などで不適正な表示が見られたものがあった。これについては別途、必要な指導等を行う。

消費者へのアドバイス

 通信販売では、購入時に直接、商品を手に取ることができないため、広告・表示により商品選択を行うこととなります。広告・表示の内容を直ぐにうのみにせず、多角的に情報を収集するなど十分に検討を行い、納得のうえで商品を選択、購入するようにしましょう。
 また、届いた商品がイメージに合わないなどの理由で返品したいと思っても、事業者が返品を認めていない場合や返品に条件を設けている場合があります。返品等に関する表示も購入前によく確認しておきましょう。
 なお、返品についての記載がない場合は、特定商取引法に基づき、契約の申込みの撤回又は解除が、商品等を受け取った日から8日間、消費者の送料負担のもとで可能となります。

※資料1 商品テスト結果概要(PDF形式:172KB)
※資料2−1 景品表示法に基づく指示について(PDF形式:228KB)
※資料2−2 指示対象事業者及び違反事実の概要一覧(PDF形式:114KB)
※資料2−3 景品法抜粋(PDF形式:102KB)
※資料3 商品テスト報告書本文(PDF形式:752KB)
※資料4 事業者の表示物(PDF形式:1.1MB)

問い合わせ先
(商品テストについて)
生活文化局消費生活部生活安全課
 電話 03−5388−3082
(指示について)
生活文化局消費生活部取引指導課
 電話 03−5388−3068