乳幼児の誤飲に関するヒヤリ・ハット調査
紙・シール・ポリ袋など身近な日用品による非常に危険な事例も!
都民2000人に調査し、5,801件のヒヤリ・ハットや危害の体験を分析
平成22年10月25日
生活文化局
日常生活で経験した「ヒヤリ・ハット」体験はどこへも情報提供されることなく、多数埋もれています。そこで、都では、平成21年度から危害危険情報を積極的に掘り起こすため、「ヒヤリ・ハット」調査を実施しています。
今回は、保護者が目を離した間に発生することが多い「乳幼児の誤飲」をテーマに調査を実施しました。
1 調査の概要
乳幼児の誤飲についてヒヤリ・ハットや危害体験を2,000人にインターネットアンケート調査
調査時期
平成22年7月15日(木曜)〜7月22日(木曜)
調査対象
東京都に在住する0〜6歳の子供がいる方2,000人(インターネットアンケート登録モニター)
調査内容
品目別に乳幼児の誤飲の体験の有無、危害の程度、誤飲したときの状況等を調査
2 調査結果のポイント
乳幼児の誤飲に関するヒヤリ・ハットや危害の体験を5,801件収集!
全般的に特徴を見ると
ア) 誤飲の対象となった品目ワースト5 〜日用品の中に大きな危険が潜んでいます〜
紙類(ティッシュ・新聞紙等)がトップで522件。
次いで、シール、医薬品、タバコ。シャボン玉液など玩具も多い。
イ) 誤飲して医療機関を受診した品目 〜危険なので特に注意が必要〜
タバコ(46件)、医薬品(23件)、ビー玉(8件)、シール(7件)、電池(6件)の順に多い。
品目別に誤飲時の状況を見ると
ア) 紙類・シール・ポリ袋 〜ごく普通の日用品ですが、非常に危険な事例がありました〜
飴の包み紙、おまけのシール、スーパーのレジ袋などが喉に詰まったり、喉の奥に貼りついた事例が49件報告されました。シールやポリ袋の誤飲では、息ができなくなった、という事例もあり、一歩間違うと窒息の危険性につながるため注意が必要です。
イ) 医薬品
テーブルの上に置いた薬を乳幼児が見つけて口に入れる事例が多くありました。
シロップ薬を飲んでしまう事例もありました。甘い味付けの薬は乳幼児が飲みたがることがあるので、細心の管理が必要です。
ウ) 玩具
おもちゃの部品が外れてそれを飲み込んだ事例が多くありました。角がとがったものを飲み込んだ場合、のどを傷つけることがあるので注意が必要です。
エ) タバコ
灰皿代わりに使用した空き缶中の液を誤飲した例もありました。タバコの浸出液は、ニコチンが吸収されやすく危険であるため、吸殻の取扱いには十分注意すべきです。
3 今後の取組
(1) 本調査のポイントをまとめたパンフレット「乳幼児の誤飲事故防止ガイド」を作成し、都民への啓発に取り組む。
発行部数4万部を都及び区市町村の消費生活相談窓口、幼稚園、保育所等へ配布。

(2) 医薬品の誤飲については、東京都商品等安全対策協議会で「子供に対する医薬品容器の安全対策」を本年度検討していく。
第1回開催予定 平成22年10月27日(水曜)午前10時から
4 情報提供先
調査結果については、国及び事業者団体等へ情報提供を行う。
- 国
消費者庁・厚生労働省・経済産業省 - 事業者団体
社団法人 日本玩具協会、社団法人 日本たばこ協会、社団法人 電池工業会、社団法人 日本包装技術協会 - その他
関係機関
※別添 平成22年度 ヒヤリ・ハット調査「誤飲による乳幼児の危険」概要(PDF形式:270KB)
※別添 乳幼児の誤飲事故防止ガイド(PDF形式:2.8MB)
※別添 平成22年度 ヒヤリ・ハット調査 「誤飲による乳幼児の危険」全文(PDF形式:930KB)
※「乳幼児の誤飲事故防止ガイド」のダウンロードや詳しい情報はこちらをご覧ください。
東京くらしWEB「くらしの安全情報サイト」http://www.anzen.metro.tokyo.jp/
| 問い合わせ先 生活文化局消費生活部生活安全課 電話 03−5388−3082 |