商品テスト結果 子供用の繊維製品等に含まれるホルムアルデヒドを調査しました。
身に付けるときには注意して!
こんな商品からホルムアルデヒドが・・・
平成21年3月26日
生活文化スポーツ局
繊維製品には防縮・防しわなどの目的でホルムアルデヒドを使って加工しているものがあります。ホルムアルデヒドは皮膚刺激性のある物質で、特に肌の敏感な方は注意が必要です。
繊維製品については、現在、下着類等は「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(家庭用品規制法)」でホルムアルデヒドの溶出量が規制されていますが、子供が直接身に付ける可能性のあるものの中で規制の対象になっておらず、実態が不明なものがあります。
消費生活センターには、衣類等に含まれるホルムアルデヒドによる湿疹等について心配する相談が寄せられていることから、子供用繊維製品等に含まれるホルムアルデヒドを調査しました。
1 調査概要
(1) 調査対象品
家庭用品規制法の規制対象外で、子供が使用すると考えられる繊維製品等76商品
(衣類、帽子、履物、髪留め等100〜3,000円程度の価格の商品で、ホルムアルデヒドが検出される可能性が高いものを選定した。)
(2) 調査結果
ア 比較的安価な毛皮付き髪留め(1,250ppm及び510ppm)、トレーナーのフロッキープリント部分(380ppm)、帽子(250ppm)から高濃度のホルムアルデヒドが検出された。
※家庭用品規制法の規制値は75ppm以下
イ 3回の洗濯で、帽子は8割除去されたが、トレーナーのフロッキープリント部分は4割の除去にとどまり、商品によっては、洗濯による除去効果が低い場合がある。
図 洗濯による除去効果

2 消費者へのアドバイス
繊維製品等のホルムアルデヒドによる皮膚障害を防ぐためには、次の点に注意しましょう。
(1) トレーナーのフロッキープリント部分や比較的安価な毛皮付き髪留めには高濃度のホルムアルデヒドが含まれるものがあります。こうした商品については、肌が敏感な乳幼児や皮膚の弱い方は直接肌に触れる使い方を避けましょう。
(2) 水洗いが可能な衣料品は、洗濯してから使いましょう。ホルムアルデヒドは水に溶けやすいので、洗濯を繰り返せばほぼ取り除けます。ただし、衣類のフロッキープリント部分に残留したホルムアルデヒドは洗濯しても落ちにくいものがあります。
(3) 皮膚に刺激やかゆみを感じたら、着用を中止しましょう。
3 都の対応
(1) 国(経済産業省及び厚生労働省)への情報提供を行いました。
(2) 関連する業界団体等への情報提供を行いました。
※フロッキープリントとは
樹脂(接着剤)を塗った生地の上に、繊維の針状の細粉を立てた状態で定着させたもの。
| 対象繊維製品 | 規制値 | |
|---|---|---|
| 乳幼児用 (24ヵ月以内) |
おしめ、おしめカバー、よだれ掛け、下着、寝衣、手袋、靴下、中衣、外衣、帽子、寝具、 | 定量下限値(16ppm)以下 |
| 子供用・大人用 | 下着、寝衣、手袋、靴下、たび | 75ppm以下 |
| 問い合わせ先 生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課 電話 03−5388−3082 |