報道発表資料 [2008年5月掲載]
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商品テスト結果 家庭用電気掃除機から排気される微粒子についてテストしました
掃除機の排気で室内が汚染される!
乳幼児や特に小児ぜん息等が心配な方がいるご家庭では、ご注意ください

 家庭用電気掃除機の日本工業規格(JIS)では、排気中の粒子径5マイクロメートル※1以上の粒子を測定するように規定していますが、5マイクロメートルより微細な粒子(微粒子)については規定がありません。
 多くの掃除機で微粒子が排気されている可能性がありますが、これらの微粒子は長時間室内を浮遊し、呼吸時に気管を通り抜けて気管支や肺まで達するため、様々な健康影響の可能性が懸念されています。
 そこで、日本で販売されている家庭用電気掃除機の排気中に含まれる微粒子の実態をテストにより明らかにし、その結果を消費者に情報提供することとしました。

1 テスト結果の概要

1 掃除機排気中の微粒子

 掃除機にテスト用じんあい※2を吸引させた場合、掃除機から排気される粒子径0.3マイクロメートル以上の微粒子濃度は機種間で顕著な差があった(図参照)。
 カタログ等に微粒子を捕集可能と表示している機種は微粒子をほとんど排気していなかった。表示していない機種の中には、表示があるものと比較して2,000〜7,000倍の微粒子を排気する機種もあった。

表 テスト対象商品

方式等 機種 購入価格 微粒子を捕集可能と表示
国内メーカー 紙パック式 40,940円
13,335円  
13,860円  
サイクロン式 84,200円
26,600円  
15,100円  
外国メーカー 紙パック式 71,400円
サイクロン式 54,000円  
※家電量販店から購入した価格

2 室内を浮遊する微粒子の挙動

 換気をしないで掃除機を運転した場合、排気された微粒子は、室内を長時間浮遊することがわかった。
 換気を行った場合でも掃除機停止後、微粒子濃度が元の状態に戻るまで30〜60分かかった。

グラフ
図 掃除機にテスト用じんあいを吸引させた場合の粒子濃度

2 消費者へのアドバイス

  1. 家庭用電気掃除機の排気中の微粒子を捕集する性能は、機種によりかなり違いがあります。微粒子をほとんど排気しない家庭用電気掃除機は値段も高い傾向にありますが、乳幼児、特に小児ぜん息等が心配な方がいるご家庭では、商品を選択する際に参考とすることをお勧めします。性能については各メーカーに問い合わせるなどして商品を選択する際に参考にしましょう。
  2. 換気をしないで微粒子を多く排気する家庭用電気掃除機を使用すると、掃除機から出た微粒子は長時間室内を浮遊します。使用中はもちろん使用後30〜60分間は窓を開けるなどして充分な換気を行いましょう。
    花粉症が心配な方がいるご家庭では、花粉が飛散している時期は充分な換気ができない場合があります。そのような場合は、微粒子をほとんど排気しない家庭用電気掃除機を使用することもひとつの選択です。

 東京都では、今後、リーフレットを配布し、注意喚起及び普及啓発を行います。

3 都の対応

  1. 経済産業省に対して、家庭用電気掃除機の日本工業規格(JIS)に微粒子の放出について規定すること及び結果を消費者へ情報提供することを提案しました。
  2. メーカーが加入する業界団体に対して、家庭用電気掃除機の排気中の微粒子の測定法及び結果の消費者への情報提供について検討すること等を要望しました。
  3. 小売店が加入する業界団体、家電量販店及び都内各区市町村の消費者行政担当部署を始め関係する機関に対して、テスト結果を情報提供します。

※1 マイクロメートルとは
 マイクロとは10の−6乗のこと。1マイクロメートルは0.000001メートル=1/1,000ミリメートル。

※2 テスト用じんあいとは
 JISに基づく試験用粉体で、模擬ゴミである。本テストでは比較的粒子の大きい「タルク」と粒子の小さい「カーボンブラック」を用い、各測定において、タルクは4グラム、カーボンブラックは1.5グラム吸引させた。

参考

ハウスダストの大きさ

グラフ

※別紙 家庭用電気掃除機の排気中に含まれる微粒子 概要

問い合わせ先
生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課
 電話 03−5388−3082