東京都中小企業の景況−平成19年7月調査−
平成19年7月26日
産業労働局
都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
6月の景況
業況:横ばいで、4ポイント改善した前月水準を維持
見通し:小売業以外の3業種で悪化に転じる
◎6月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合−「悪い」とした企業割合)は前月と変わらずの▲27となり、4ポイント改善した前月の水準を維持した。一方、当月と比べた今後3ヶ月間(7〜9月)の業況見通しDIは、前月比2ポイント減少の▲15と悪化に転じた。また前年同月比の売上高DIも前月比1ポイント減少の▲32と、わずかずつではあるが3ヶ月連続の悪化となっている。
○都内中小企業の業況DIを業種別にみると、卸売業は前月比2ポイント増加の▲26と3ヶ月連続の改善となった。サービス業は1ポイント増加の▲20、小売業は横ばいの▲45であった。製造業(▲21)は前月までの2ヶ月間で12ポイント改善していたが、当月は3ポイント悪化した。なお、前月比仕入価格DI(仕入単価が「上昇」とした企業割合−「低下」とした企業割合)をみると、製造業はここ3ヶ月間+30前後と特に高く、原材料仕入単価の上昇に見舞われていることが分かる。
○当月と比べた今後3ヶ月(7〜9月)の業況見通しDIを業種別にみると、小売業(▲23)のみ前月比5ポイント増加と3ヶ月連続の改善がみられたが、製造業(▲13)は4ポイント減少、卸売業(▲12)とサービス業(▲12)は3ポイント減少と悪化に転じた。
○前年同月比の売上高DIを業種別にみると、製造業(▲27)が前月比2ポイント減少と前月に続き悪化した。その他3業種は卸売業(▲30)が1ポイント増加、小売業(▲46)は1ポイント減少、サービス業(▲27)は横ばいと変化に乏しい動きとなった。
都内中小企業の設備投資、資金繰り等の状況
−四半期調査:平成19年4〜6月期−
設備投資:堅調に推移。サービス業の増加目立つ
当期(19年4〜6月)の設備投資の実施割合は21.4%とほぼ横ばいとなった。設備投資の実施は18年4〜6月期以降、5期連続で21%台を維持し、堅調に推移している。来期の「実施予定」は21.3%と当期実績とほぼ同水準を維持する見込みである。
業種別に設備投資の動向をみると、サービス業が前期に比べ1.1ポイント増と目立った。来期の「実施予定」はサービス業が当期実績に対し、0.5ポイント増となっている。
採算状況:卸売業を除く3業種で改善
当期の採算状況を採算DI(「黒字」−「赤字」)でみると、全体では−5.4と前期に比べ3.1ポイント増と改善した。業種別にみると、製造業は+0.5(前期−3.7)と4.2ポイント増加し、黒字超となった。サービス業も+5.6(同+2.0)と3.6ポイント増加した。小売業は−35.9(同−45.1)と9.2ポイントの大幅な増加となり、2期連続して改善した。
資金繰り:緩やかな改善続く
当期の資金繰り状況を資金繰りDI(「楽」−「苦しい」)でみると、全体では−20.4(前期−22.3)と1.9ポイント増加し、緩やかな改善が続いている。業種別にみると、卸売業を除く3業種で改善した。
雇用人員:不足感、やや緩和
当期の雇用人員DI(「不足」−「過剰」)は全体で+8.3と前期よりも4.3ポイント減少。3期連続して強まっていた不足感は、やや緩和した。
《調査の概要》
1 調査目的
毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者ならびに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。
2 調査方法
郵送による配布、郵送による回収(毎月)
3 調査機関
産業労働局 商工部 調整課
4 回収期間
平成19年6月25日〜平成19年7月2日
5 調査規模
対象企業 3,875企業
(内訳)
製造業 1,125企業 卸売業 875企業
小売業 875企業 サービス業 1,000企業
6 回答状況
回答企業(回答率) 1,460企業(37.7%)
(業種別)
製造業 460企業(40.9%) 卸売業 358企業(40.9%)
小売業 308企業(35.2%) サービス業 334企業(33.4%)
(規模別)
小規模 485企業(47.5%) 中小規模 306企業(50.0%)
中規模 339企業(48.8%) 大規模 251企業(47.8%)
規模不明 79企業(7.7%)
※全文(産業労働局ホームページ)
| 問い合わせ先 産業労働局商工部調整課 電話 03−5320−4635 |