報道発表資料 [2007年5月掲載]
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研究概要

1 思春期の子供たちの心理

  1. 日々の生活の中で、不安や抑うつ感が高く、自己肯定感は低い傾向。
  2. 自暴自棄感は低く、また、必ずしも攻撃性が強いとは言えない。
  3. 家族や友だちが支えになっている。家族親和感や友だち友好感は高い。

 因子得点分布(中学生・高校生全体)

「不安・抑うつ感」(7項目0〜21点)
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「自己肯定感」(4項目0〜12点)
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「自暴自棄感」(3項目0〜9点)
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「攻撃性」(3項目0〜15点)
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「家族親和感」(5項目0〜15点)
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「友だち友好感」(3項目0〜9点)
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2 思春期の子供たちが悩みを抱えた時の対処方法

 7割を超える子供たちは、自分でどうすればよいかを考えている。

  1. おしゃべりやメールなどで発散する子供は6割強であり、5割の子供が誰かに相談する。
  2. がまんしたり、あきらめたりする子供は5割。3割の子供が体調を崩し、2割の子供が危惧される対処方法を行う。

 「心配や悩みがあるときの対処方法」(20項目・複数回答)

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3 思春期の心理と対処方法との関連

  1. 心配事や悩み事に対して誰かに相談するなどの解決行動は、家族親和感や友だち友好感と関連があり、対人関係の中で親和的な経験をしていることが必要である。
  2. 何もしたくなくなったり、何も考えられなかったり、体調が崩れたりする子供たちの心理的状況に、不安や抑うつ感、攻撃性や自暴自棄感がうかがわれ、気がかりな部分がある。

4 「気がかりな子供たち」にみられる心理と行動

  1. 不安や抑うつ感が高く、自暴自棄で、家族や友だちから十分に支えられていない「気がかり群」の子供たちは、誰にも相談できず、自分自身を肯定的にとらえることができない。
  2. 周囲から十分に支えられない状況の中で、不安感が高まり、抑うつ状態になると、自暴自棄感が強まり、引きこもったり、自分を傷つけたりする。

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