東京都中小企業の景況−平成19年5月調査−
平成19年5月25日
産業労働局
都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
4月の景況
◇業況:製造業を中心に、連続の悪化から反動して戻す動き
◇見通し:連続の悪化から6ヶ月ぶりの改善
◎4月の都内中小企業の業況DIは、前月比4ポイント増加の▲31となった。前々月2ポイント減、前月4ポイント減と連続の悪化であったが、反動して戻す動きとなった。当月と比べた今後3ヶ月(5〜7月)の業況見通しDIは、前月比4ポイント増加の▲15となり、連続の悪化から6ヶ月ぶりの改善となった。前年同月比の売上高DIは、前月比1ポイント減少の▲29とほぼ横ばいに推移した。
○都内中小企業の業況DIを業種別にみると、前月6ポイント減少した製造業は、7ポイント増加と反動して大きく戻し、▲23となった。前月3ポイント減少したサービス業も4ポイント増加と戻し、▲23となった。小売業(▲52)も2ポイント増加、卸売業(▲32)も小幅ながら1ポイント増加と、4業種全てで前月の悪化から戻す動きがみられた。
○当月と比べた今後3ヶ月(5〜7月)の業況見通しDIを業種別にみると、前月ほぼ横ばいの卸売業(▲9)は、8ポイントと大幅に増加した。製造業(▲11)と小売業(▲30)はそれぞれ7ポイント増加、3ポイント増加と前月の悪化から戻した。反対に、前月4ポイント増加のサービス業(▲14)は2ポイント減少と悪化した。
○前年同月比の売上高DIを業種別にみると、前月ほぼ横ばいの製造業(▲18)は3ポイント増加のわずかな改善となった。一方、ほぼ横ばいで推移していた卸売業(▲27)は5ポイント減と悪化した。サービス業(▲27)は5ポイント減少となり、前月の大幅な改善から戻した。小売業(▲49)は3ヶ月連続ほぼ横ばいと変化に乏しい動きである。
都内中小企業の事業資金に関する調査
◇主な取引金融機関
主な取引金融機関については、「都市銀行」が63.4%と最も高く、次いで「信用金庫・信用組合」が29.8%である。規模別でみると大規模は「都市銀行」が多く、「信用金庫・信用組合」は規模が小さくなるにつれて増加する。
◇主な取引金融機関の借入や返済に対する姿勢
主な取引金融機関の借入や返済に対する姿勢を借入・返済DI(「緩やか」−「厳しい」)でみると、+28.1と前回調査(平成18年11月)とほぼ同水準となった。全ての業種でプラス水準を維持しており、金融機関の借入や返済に対する姿勢は緩和状態が続いている。
◇主な取引金融機関からの借入金利の傾向
主な取引金融機関からの借入金利の傾向は、「上昇」が61.7%と前回調査から6.9ポイント増加した。特に卸売業は「上昇」が73.4%と前回調査から14.1ポイント増加している。
◇最近の借入金利の水準
最近の借入金利の水準は、「2%台」が48.8%と最も多く、次いで「3%台」が22.6%、「1%台」は14.4%となっている。
◇日銀の追加利上げの影響
2月に実施された日銀の追加利上げの影響については、「既に金利上昇」が44.8%を占めた。「既に金利上昇」は量的緩和政策解除後に実施した前々回の調査(11.0%)に比べ、33.8ポイントの大幅増加となり、金利上昇懸念が現実のものとなっている。
《調査の概要》
1 調査目的
毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測の結果を中小企業者ならびに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。
2 調査方法
郵送による配布、郵送による回収(毎月)
3 調査機関
産業労働局商工部調整課
4 回収期間
平成19年4月25日〜平成19年5月1日
5 調査規模
対象企業 3,875企業
(内訳)
製造業 1,125企業 卸売業 875企業
小売業 875企業 サービス業 1,000企業
6 回答状況
回答企業(回答率) 1,396企業(36.0%)
(業種別)
製造業 443企業(39.4%) 卸売業 322企業(36.8%)
小売業 311企業(35.5%) サービス業 320企業(32.0%)
(規模別)
小規模 448企業(43.5%) 中小規模 295企業(47.8%)
中規模 329企業(47.1%) 大規模 244企業(46.5%)
規模不明 80企業(8.0%)
※全文(産業労働局ホームページ)
| 問い合わせ先 産業労働局商工部調整課 電話 03−5320−4635 |