報道発表資料 [2007年5月掲載]

〜ホームレス自立支援の着実な推進に向けて〜
東京ホームレス白書IIを作成しました

平成19年5月24日
福祉保健局

 都区が先駆的に実施してきたホームレス対策等により、7年間でホームレスは約2,120人(38.4%)減少しましたが、今後も、自立に向けて、継続的に粘り強い支援の充実が必要です。

<各章のポイント>

第1章 充実してきた都区共同のホームレス対策 〜その成果と検証〜

  • 全国に先駆け、都区が設置してきた「自立支援センター」から、年平均約700人が就労自立しました。
  • 都区が独自に実施している「地域生活移行支援事業」により、3年間で1,541人が地域の借上げアパートに移行しました。
  • これらの経費は約32億円ですが、国の補助は約18%に過ぎません。

第2章 東京23区のホームレス数の推移

 新規流入があるにもかかわらず、都区のホームレス対策事業等により、平成12年2月の5,521人から平成19年1月には3,402人になり、38.4%減少しました。

第3章 東京23区のホームレス数の実態(( )内は15年調査結果)

 「平均年齢」はやや高くなり58.9歳(57.3歳)、「路上生活期間5年以上」が45.8%(32.9%)と長期化傾向、「就労して働きたい」が34.4%(45.1%)と減少するなど、年齢、就労意欲等の面で自立が困難なホームレスの割合が増えています。また、「ホームレス直前まで都外に居住」が38.8%となっています。

第4章 今後のホームレス対策の方向

 ホームレス数は減少しましたが、今後は、自立が困難なホームレスを対象とした支援の充実が必要です。効率性・効果性の観点から、事業を再構築するとともに、国の「ホームレスの自立の支援等に関する基本方針」の見直しに向けて、就労支援、住宅対策等のさらなる施策の充実と財政支援の強化を提案要求していきます。

※別紙 「東京ホームレス白書IIの概要」(PDF形式:292KB)

問い合わせ先
福祉保健局生活福祉部計画課
 電話 03−5320−4069、4105