都有施設におけるアスベスト使用のフォロー調査の結果
(平成17年度末時点)
平成18年4月26日
環境局
東京都では、昨年8〜9月に、都有施設及び監理団体の施設におけるアスベスト含有建材の使用状況について、それまでの調査では対象としていなかったアスベスト含有が少ない吹付け材などまで範囲を広げたフォロー調査を実施し、その集計結果を10月に公表しました。
今回、平成17年度末時点での集計結果として、1)前回公表した施設の対策実施状況の集計及び2)アスベスト含有が不明であった建材の材質分析により、新たにアスベスト含有建材の使用が判明した施設についての集計が、それぞれまとまりましたので、お知らせします。
今回の集計結果のポイント
- 前回公表した施設の対策状況…最優先で対策を行う施設は、すべて対策済みか着手中。
- 材質分析による使用の新たな判明…新たに、アスベスト含有が少ない吹付け材(主に含有率5%以下のもの)の使用が判明した施設は、125施設である。このうち、最優先で対策を行うIランク13施設については、原則として本年度中に対策を実施する。
全体の調査の流れ
(1)使用状況の過去の調査(平成元年度)
アスベストの含有が多い吹付け材が対象。
(飛散防止のための除去等の対策済み)
(2)使用状況のフォロー調査(平成17年8〜9月)
−対象建材の範囲を拡大−
アスベストの含有が少ない吹付け材及び保温材など(国が対象としていない建材も含む。)が対象。
主として設計図書等に基づく調査
アスベスト含有と判断された吹付け材について、劣化・損傷の程度とその場所の使用頻度に応じて、I,II,IIIの3段階で、飛散防止対策の優先度をランク付け。
アスベスト含有が不明のものについては、昨年10月以降、材質分析を実施。
(3)対策実施状況の集計(平成18年3月末集計)
前回調査でアスベスト含有吹付け材の使用があると判断された都有施設の対策実施状況
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| ※その他は、念のため材質分析した結果でアスベスト含有なしや、使用場所を閉鎖したもの。 | |||||||||||||||||||||||||||
(4)今回、材質分析によりアスベスト含有吹付け材の使用が判明した都有施設(平成18年3月末集計)
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| (I,II,IIIランクには、同一施設で重複あり) |
今回使用が判明したものも、早期に対策。
今回判明した施設のうち、
Iランクは、原則として18年度中に対策を実施。
IIランクは、なるべく早い時期に対策を実施。
1.アスベスト含有建材のフォロー調査
(1)調査対象とした建材の種類
- アスベスト含有の吹付けロックウール、吹付けバーミキュライト(ひる石吹付け)など、主に含有率5%以下とされている吹付け材(以下「吹付け材」という。)
なお、過去の調査に基づき、既に封じ込め等の飛散防止対策を行った吹付けアスベストについても、その後の劣化・損傷の再点検をフォロー調査で実施している。 - 配管の保温材や煙突の内側に使われている断熱材など、飛散性は吹付け材よりも低いといわれているが、密度が小さく(みかけ密度が概ね0.5グラム/立法センチメートル以下)、劣化が生じたり、物をぶつけるなどして破損等が生じたりした場合、劣化・損傷面からアスベストを含む細かな粉じんが飛散する可能性のある建材(以下「保温材等」という。)
(2)調査の方法
【昨年8〜9月のフォロー調査】
- 設計図書等に建材の商品名などが記載されていた場合には、商品ごとのアスベスト含有の時期の情報をもとに、対象とした建材のアスベスト含有の有無を判断した。
- アスベスト含有吹付け材の使用が判明した施工箇所については、劣化・損傷の程度とその場所の使用頻度により、飛散防止対策を実施する優先度をI,II,IIIランクの3段階に分類した(【参考】に示した「アスベスト含有の吹付け材に関する対策の優先度の判断基準」を参照)。
【昨年10月以降のフォロー調査】
- 設計図書等に商品名の記載などがない施工箇所について、その場所の使用頻度が高い施設などから優先して、建材のアスベスト含有の有無の材質分析を実施している。
- 材質分析の結果、アスベスト含有吹付け材の使用が判明した施工箇所については、上記と同様にI,II,IIIランクの3段階に分類した。
2.前回公表した施設の対策実施状況の集計
【本年3月末時点の集計結果】(別紙1に、前回公表した施設の名称等及び対応状況を掲載)
(1)都有施設における対策実施状況の集計結果
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※1:I,II,IIIランクの単純合計は63だが、同一の施設内でも、異なるランクの吹付け材の使用箇所の存在で、重複の施設があるため、実施設の計は59となる。
※2:対策状況の各欄の単純合計は27だが、同一の施設内でも、異なる種類の建材の使用箇所の存在で、重複の施設があるため、実施設の計は26となる。
※その他は、念のため材質分析を行った結果、アスベスト含有のなかったものや、使用場所を閉鎖したものである。
(2)監理団体の施設における対策実施状況の集計結果
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3.材質分析により新たにアスベスト使用が判明した施設
【本年3月末時点の集計結果】(別紙2に、今回新たに判明した施設の名称等を掲載)
(1)都有施設におけるアスベスト含有建材の使用状況の集計結果
| 新たにアスベスト使用が判明した都有施設 | 施設数 |
|---|---|
| (1)アスベスト含有の吹付け材を使用 | 125※ |
| Iランク | 13 |
| IIランク | 80 |
| IIIランク | 46 |
| (2)アスベスト含有の保温材等を使用 | 89 |
※I,II,IIIランクの単純合計は139だが、同一の施設内でも、異なるランクの吹付け材の使用箇所の存在で、重複の施設があるため、実施設の計は125となる。
(2)監理団体の施設におけるアスベスト含有建材の使用状況の集計結果
| 新たにアスベスト使用が判明した監理団体の施設 | 施設数 |
|---|---|
| (1)アスベスト含有の吹付け材を使用 | 4 |
| IIランク | 1 |
| IIIランク | 3 |
| (2)アスベスト含有の保温材等を使用 | 1 |
(3)今後の対応
- アスベスト含有の吹付け材については、ランクに応じて以下のような対応を行う。
Iランク…原則として、平成18年度中に対策を実施する。
IIランク…施設の状況に応じて、なるべく早い時期に対策を実施する。
IIIランク…当面は現状を維持するが、今後、定期的に点検を行い、安定が続く場合は、直近の改修工事等の機会を捉えて対策を実施する。 - アスベスト含有の保温材等については、定期的に点検を行い、状況に応じて順次補修等を行う。
- 平成17年度末時点でもアスベスト含有が不明な建材については、今後順次、施工場所の使用頻度などに応じて、アスベスト含有の有無の材質分析を行い、その結果に基づき、除去等の飛散防止対策を実施する。
〔参考〕
アスベスト含有の吹付け材に関する対策の優先度の判断基準
アスベスト含有の吹付け材の劣化や損傷の程度 部屋等の使用頻度 |
全面にわたって「劣化・損傷」又は「剥離」がある。 | 部分的に「軽微な損傷」、「劣化・損傷」又は「剥離」がある。 | 表面が「安定」しており、劣化・損傷もない。 |
|---|---|---|---|
| (1)使用頻度が高い。 (事務室、教室、宿舎、住宅、図書館など) |
I | I | II |
| (2)時々使用する。 (会議室、風呂場、湯沸場、駐車場、トイレなど) |
I | II | III |
| (3)ほとんど出入しない。 (倉庫、無人の機械室など) |
II | III | III |
Iランク…最も優先して、除去、封じ込め、囲い込みなどの飛散防止対策を実施する。
IIランク…施設の状況に応じて、なるべく早い時期に飛散防止対策を実施する。
IIIランク…当面は現状を維持し、直近の改修工事等の機会を捉えて飛散防止対策を実施する。
※別紙1・2 アスベスト含有建材の使用が判明した施設(PDF形式:296KB)
| 問い合わせ先 環境局環境改善部大気保全課 電話 03−5388−3492 環境局環境改善部計画課 電話 03−5388−3481 |