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記者会見

平成28年3月18日更新

舛添知事定例記者会見
平成28年3月18日(金曜)
14時00分〜14時27分

知事冒頭発言

1 「第50回フリージアまつり」及び東京の観光情報を提供する2つの新しいサービス開始について

【知事】昨日八丈島のフリージアまつりのキャラバン隊の皆様がおいでくださいまして、八丈島では、3月20日(日曜日)から4月3日(日曜日)まで、「第50回フリージアまつり」が開催されています。島の中で35万本のフリージアが咲き乱れているということで、大変すばらしい景色が見られると思いますので、是非この機会に八丈島においでいただければと思います。
 このことにも関連しまして、今日は、まず東京の観光情報を提供するための新しいサービスを2つばかりスタートいたしますので、お知らせをしたいと思います。3月25日(金曜日)からスタートします。まず1つ目ですけれども、これは観光案内用のデジタルサイネージ「DISCOVER&TOKYO」を、新宿と上野に2基ずつ設置をいたします。日本語のほか、英語、中国語、韓国語で、周辺の観光スポットや飲食店などを表示しまして、その場所までどういうふうに行けばいいですよ、と道案内をする。それから、災害のときにはここに避難場所があります、というような情報も提供するということであります。
 もう一つは「FREE Wi−Fi&TOKYO」のサービスの拡大をいたしたいと思っております。いつも申し上げますけれども、Wi−Fiをフリーで使えないのが一番不便だという声があって、相当、今は改善してきています。昨年12月に都立施設でスタートしたのですが、今回、このフリーWi−Fiのサービスを新宿と上野の観光案内標識とか、先ほどのデジタルサイネージの周辺でも行いたいと思っております。
 それで、前からやっていますけれど、このWi−Fiは一度登録したら、都営地下鉄、東京メトロの駅などでも共通して利用ができますし、今回新たに新宿区と台東区が整備する無料Wi−Fiとも、接続可能なようにしたということで、連携ができます。メトロ、都営地下鉄、都営バス、台東区と新宿区ともつながるということで、大変便利になります。これから2020年大会までに外国人旅行者がたくさん来られるような地域を中心にしまして、デジタルサイネージを100基、無料Wi−Fiを600基程度整備して、旅行者が東京をより一層快適に観光できる環境にしたいと思っております。この件の詳細は産業労働局の方にお尋ねいただければと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

2 障害者スポーツ普及啓発映像の公開について

【知事】続きまして、障害者スポーツの関連であります。これのプロモーション映像を作りました。「Be The HERO」。東京生まれのヒーローになろうという意味なのですが、これが映像のコンセプトです。
 顔なじみのアスリートの皆さん方が出ていただいていますけれども、この映像は、トップアスリートの躍動する姿と、日本が世界に誇る文化でありますマンガを融合させて、これまでの障害者スポーツのイメージを革新させようとするものであります。先ほど申し上げました「Be The HERO」というのは、アスリートだけでなく、応援する方なども、障害者スポーツを支える一人一人がヒーローだと、そういうメッセージを込めてございます。この映像を使いまして、障害者スポーツの新たなイメージを浸透させてまいりたいと思っております。この件の詳細はオリンピック・パラリンピック準備局にお尋ねいただきたいと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

3 東京都スポーツ推進モデル企業の決定について

【知事】それから、次もスポーツに関連をいたしますけれども、「東京都スポーツ推進モデル企業」を決定しましたのでお知らせをいたします。昨年12月に認定した「スポーツ推進企業」102社の中から、特に優れた取組を行っている企業、皆さんよく名前は知っているような会社なのですけれども、13社を「モデル企業」に決定しまして、3月29日(火曜日)に表彰式を行いまして、私の方から賞状と副賞を授与したいと思っております。
 モデル企業は、例えば社員が昼休みを延長してスポーツをすることができる制度を設けるとか、そういう創意工夫をしてくださっているということで、また、こういう取組をやっていますよ、という「取組事例集」を作成して広く配布しますので、この事例を参考に、「じゃあうちの会社もこれやってみよう」というような形で、スポーツ活動に多くの企業が参加していただくのを期待したいと思います。この件もオリンピック・パラリンピック準備局に聞いていただきたいと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

4 知事の海外出張について

【知事】それから、次の話題ですけれど、海外出張の件でありますが、まず、4月12日(火曜日)から4月18日(月曜日)まで、アメリカのニューヨークとワシントンD.C.に出張いたしますので、お知らせをいたします。ニューヨーク市は、実は1960年に都が最初に姉妹友好都市提携を締結した都市であります。今回の訪問によりまして、両都市の関係をより一層強化したいと思っております。また、平成25年に東京都が、このニューヨーク市に対して、東日本大震災からの復興を象徴する、福島県の三春滝桜の種を寄贈しまして、その種がそれからすくすくと育って、植樹できる大きさになりましたので、この植樹式をニューヨークの方々と一緒にやりたいと思っております。
 さらにニューヨークでは、日米両国の相互理解を深めるために活動しています、非営利団体であるジャパン・ソサエティー、それからジェトロ・ニューヨーク事務所から招待を受けて講演を行って、アメリカの企業やアメリカ国民、メディアに対して東京の魅力をPRしてまいりたいと思っております。
 それから、ワシントンD.C.の方ですが、これはワシントンD.C.の市長さんと、全米桜祭り協会から招待を受けたものでありまして、桜祭りの各種関連行事に参加をいたします。皆さんご承知のように、全米桜祭りは、1912年に、当時の尾崎行雄東京市長が桜を寄贈したことを記念して行われるイベントで、すばらしい桜のお祭りで、世界中に知られているわけであります。この行事に参加いたします。それから、戦略国際問題研究所におきまして講演を行う予定でありまして、東京はワシントンDCとは姉妹友好都市ではなくて、姉妹友好都市はニューヨークなのですけれど、お互い首都ですから、日本の首都である東京、アメリカの首都であるワシントン、そういう意味でワシントンの地から、この2020年を迎える東京のプレゼンス(存在感)を高めたいと思っております。
 それから、海外出張の経費についてですけれども、より効率的な体制を敷きたいと思っていますので、できるだけの経費の節減に努めていきたいと思っております。それから、これまで、総経費はホームページで公表しておりましたけれども、透明性向上という観点から、さらに突っ込んだ詳細な情報についても公表するように事務方に指示を行っておりまして、都民への説明責任はしっかりと果たしていきたいと思っております。
 同行なさった記者の皆さん方は良く分かっていると思いますけれど、物見遊山をやったりしているわけではなくて、皆さん方がもう休み時間がないぐらい、朝から晩まで一生懸命仕事しているというのは皆さん方が一番良く知っていると思います。ただ、やはりここは見直した方がいいなと、これまでの人数は要らないのではないかな、ということもあると思いますので、しっかりとそういう見直しも行っていきたいと思っております。
 詳細は、政策企画局に聞いていただきたいと思います。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】幹事社、毎日新聞の武本です。幹事から3点ほどお伺いします。まず1点目は、冒頭に説明がありました、アメリカへの出張の関係ですけれども、改めて、知事が今回ニューヨーク、ワシントンD.C.に都知事として行かれて、どういった意義があるか。
 それと先ほど少し情報公開についてのお話がありましたけれども、先般、都議会の常任委員会で、詳細な説明を求めた議員に対して、情報公開請求の手続をとってくれという趣旨の答弁もあったかと思うのですけれども、知事が海外出張の意義とかを説明していく意味でも、情報公開をもっと進めるべきではないかと冒頭にお話がありましたけれども、どの点ぐらいまで開示していくべきだとお考えですか。

【知事】まず、これはもう私は、オリンピック開催都市としては、世界中のご支援をいただかないと成功に導けない、と。万が一にもどこかの国がボイコットするなどということは絶対に避けないといけない、と。
 そういう中で、姉妹友好都市というのは我々の仲間ですから、努めてそういう都市との友好関係を築くということは、オリンピックのためだけではありません。いろいろな意味で良い関係を築くことができることは東京のみならず、日本国にとっても非常に良いことだと思って、精力的に行っております。ニューヨークは一番最初に姉妹都市を結んだ都市でありますので、是非アメリカとも、そういう友好な関係、そして、日米関係、東京・ニューヨークの関係を強固にしたいと思っております。
 それから、ワシントンD.C.について言うと、これは先般、東京都の園芸高校に参ったときにも、そこにケネディ大使も来られたように、我々はハナミズキをいただいているのです。ですから、アメリカのハナミズキ、日本の桜、こういう花が取り持つ縁というのは、非常にすばらしいものがあって、そういうことで、お互いの二つの首都の間の、ワシントンD.C.の市民、それから東京の都民、こういう関係をしっかりやっていくということは、非常に意義があるということで、今度参りたいと思っております。
 それから、情報公開の方は、基本的には、私が今までやってきたのは、条例で決めた海外出張について、こういうかくかくしかじかのルールでやりなさいということで、あまりそういう細かい点は、私は。むしろパリの市長さんと会う、ロンドンの市長に会う、それから北京の市長に会って、どういう話をするのだ、どういう協力関係を結ぶのだというようなことを一生懸命やってきました。今まで投資をしてきましたけれども、しかし、こういう機会ですから、少し見直して、例えば全体的な経費だけではなくて、これは開示請求をすれば全部出てくるわけですけれども、旅費が幾らかかったか、滞在費が幾らかかったかというようなことをできるだけ詳細に出せるものは出したいと思っております。
 それから、議会のあり方云々は私の方でコメントをすることではありませんけれども、そういう観点からできるだけ情報公開をやりたいという方向で、詳細は、今から条例との絡みも含めて詰めていきたいと思っています。

【記者】2点目、これも都市外交に絡む話かと思うのですが、先般、韓国人学校について、旧都立市ヶ谷商業高校の跡地を貸すということで協議を進めるということの発表があったかと思います。これも改めてという話になるのですけれども、東京都として、そういう敷地を提供していく意義というか、改めてお伺いしたいのですが。

【知事】今のご質問ですけれども、姉妹都市であるので、お互いに協力する、この前もソウルの道路の陥没でぱかっと穴が開いたのを、我々の建設局のチームが助けに行くと、そういうことをやって、お互いに協力し合うというのは非常に良いことです。ソウルで日本人学校を開くときに、やはり場所をどうするか、それで、いろいろな建設資金のやりくりなどで困ったときに、ソウル市が全面的に協力をしてくださって、それで、日本人の子供たちがソウルでしっかりと教育できています。同じことなので、韓国の人たちは、やはり手狭になったので、何とか協力できないかということですから、我々もそういうことをやっていただいて、姉妹都市であるので、お互い恩返しでやっていくと。
 それから、日本と韓国の将来に向かっての友好関係を一番担保できる人たちは、これからの世代の人たちなので、日本にいる韓国の子供たち、これは将来二つの国の関係が悪くなったときにしっかりと友好関係に努力してくれる。逆に、韓国にいる日本の子供たちが同じような方向で日韓協力できる。だから、そういうことは非常に良いことだろうと思っていますし、これは韓国だけではなくて、北区にはフランスの学校があります。そうすると、先般、どなたかが記事に書いていたと思われますけれども、あそこにフランスコミュニティのようなものができて、非常に地元と和やかになっている。
 それから、確か江東区だったと思いますけれど、インド人学校ができました。最初は反対も多かったのですけれども、もう今は、日本人の子供もそこに入りたいというぐらいで、非常にすばらしいコミュニティが形成されているので、日本の子供たちの国際化、オリンピック・パラリンピック教育とかを一生懸命やっているときに、目の前にそういうコミュニティがあって、じかに触れることができるというのは、東京のグローバル拠点として、そのまちを活力のあるまちにするために非常に良いと思いますので、国と国の関係でいろいろ難しい問題もありますけれども、お互い市民、都民の間でこういう協力をやっていくということは、私は良いことだと思っております。

【記者】幹事から、最後もう1点です。冒頭発言からは外れますが、今、国会などでも議論になっていますけれども、待機児童の絡みですが、「保育園落ちた日本死ね」というブログが随分とあちこちで取り上げられて、国会でも議論になっています。知事もこのブログをご覧になっていたとすれば、率直にどういうふうに受けとめていらっしゃるのか。東京都もなかなか待機児童が解消されない現状について、このブログを読まれて、どういうふうにお感じになっているかとか、お伺いしたいのですが。

【知事】待機児童問題というのは、一生懸命やっておりますし、汐入公園などでも公園の規制緩和で公園の中に保育園を作るというようなことを、今やり始めています。それから、何と言っても土地の値段が高いので、東京は非常に難しいのですけれども、しかし、国有地、民有地、都有地、それから区有地、そういうところを含めて、借地料の補助なども行っていますし、それから保育士のキャリアアップとの絡みで、例えば空き家を借り上げて、職員の住宅にして、その分の実質的な家賃補助を行うことができるという、様々なことを国と一生懸命連携しながらやっているところです。それで、私の公約は待機児童問題を自分の任期4年間の間に取り組むということで今、一生懸命やっているのですけれども、減ったなと思ったらまたどんどん入ってきているということで、しかし、それでも努力をするしかないなと思っております。
 それで、ブログ自身、そういう問題提起は結構だと思うのですけれど、産経新聞に曽野綾子さんが書かれていたと思いますけれども、日本語が少し下品過ぎるなという。私もブログやツイッターを書きますけれども、やはりきちんと正しいというか、あまり下品ではない日本語で書くように努めていますから、曽野綾子さんがそういう記事を書かれていたので、「ああ、そうだな」という感想はありました。
 しかし、待機児童問題というのは非常に大きいので、これは総力を挙げて今後ともやっていきたいと思っています。

【記者】日本テレビの久野村です。冒頭のパラリンピックスポーツのことについて、3点お伺いしたいのですけれども、都の調査では、パラリンピックの認知度が87.3%あるのに対して、障害者スポーツを生で見たことがある人は、わずか2.2%しかないという結果もあったようですが、こういった背景もあるのか、どういう背景があって今、この映像作品を作ったのか、狙いをまずお伺いできますでしょうか。

【知事】今おっしゃったように、なかなか見る機会が少ないのです。それで、健常者のスポーツ、それはサッカーでもラグビーでもそうですけれども、たくさんそういう機会があるのだけれど、障害者スポーツはなかなか見られない。だから、これからはやはりそういう機会を増やしていきたいと思っています。とりあえず子供たちに、実際にアスリートに学校へ行ってもらって、アスリートと一緒に車椅子のバスケットをやってもらうというようなことをやっていますけれども。
 ですから、もう少し認知度を高めていく。そうすると、見たいなというニーズがあれば、いろいろな大会を招致して、本当に一流の車椅子のラグビーというのは、車椅子が壊れるのではないかと見ている方がハラハラするぐらいにすごいものがありますから、そういう機会につなげるための一環にしたいと思って、できるだけ多くの人に見ていただき、そのためにはいろいろな競技を含めて、機会を設ける必要があると思っていますので、努力をしたいと思います。

【記者】2点目で、先ほど、知事の発言にも少しあったのですが、イメージを変えたいということがあったのかと思うのですけれども、漫画と、すごい競技の躍動感の融合という、結構型破りな作品だなと思っているのですが、こういった演出になった狙いというのはどういった。

【知事】それは私の知恵ではなくて、知恵のある方々がやってくださったのです。やはりとっつきやすさがないといけないので、先ほどの映像を見ると、漫画が一緒にぱっと出ると、本当に親しみを感じるので、様々なツールを使ってやりたいと思っています。

【記者】それから、ロンドンの場合も、こういった障害者のプロモーション活動を事前にすごくやっていたということが、そういったこともやはり参考にされて。

【知事】ロンドンのパラリンピックの成功は、やはりヒーロー。「To Be The HERO」というのは、ヒーローを作ったと。だから、よくテレビなどでこういうヒーローがいるのだという、そういうストーリーをつくっていくと。それが一つ大きかったということがあります。
 あとは、チケットです。入場料を非常にアクセスしやすいものにするとか、いろいろな工夫があったと思っています。ヒーローを作る、だから「To Be The HERO」というのは、「みんなでヒーローになりましょう」という、そういうメッセージが込められている。これはロンドンを参考にしています。

【記者】最後に、全体として作品を見た知事の感想をお願いします。

【知事】ダイナミックだなという、活力があふれていますので、是非成功に向けて頑張っていきたいと思います。

【記者】産経新聞の伊藤です。韓国人学校の関係で、先ほど幹事社の質問への回答を聞いていて少し疑問に思ったのですけれども、この都立高校の跡地周辺というのは、かなり保育のニーズが高くて、新しいマンションもだいぶできていて、という地域だと聞いています。もしも待機児童、先ほど言っていたように解消を公約に掲げて頑張っておられるというのであれば、この空いた都有地は6,000平方メートルほどあるのですが、保育施設を作ったり、ほかの福祉施設に充てるという手もあるかと思うのですけれども、なぜこの韓国人学校の方を優先することになったのかという、そのあたりの狙い、経緯というのを教えていただけると。

【知事】東京都が行政として解決しないといけない問題はたくさんあります。今日は少し保育所の話が出ましたけれども、では、老健(老人保健施設)、特養(特別養護老人ホーム)はどうするのですかと。私も母親の介護をしましたけれども、もう本当に介護で大変だった。「なぜ老健、特養にしないのですか、保育所ではなくて」と、こういう声も出てくる。
 けれども、それはやはりいろいろな要求を入れながら、そしてその場所に適したものを上手に使うということで、全く保育所について何もやっていないというなら別ですけれども、先ほど言った公園の開放ということをやっているわけであります。今候補に上がっているところというのは基本的に学校であって、校舎とか体育館もあって、学校用地として適切であって。先ほど申し上げましたように、我々も大変お世話になっているのですから、そういうことに使うというのは決して悪くないと思っていますので、全ての都有地をどういう形で使うかというのは、これは今言ったような様々な用途に使うという、そういう方針で決定していきたいと思っています。

【記者】この当該土地については、新宿区からの方の要請もなかったということなのですか。保育所のニーズとしての引き合いがなかったということなのですか。

【知事】新宿区からそういう話は聞いていません。

【記者】それと、当初、この話が出てきた経緯として、知事が2014年に訪韓された際に、朴槿恵大統領から直接要望を受け、トップダウンのような形で話が進んでいったというふうに取材では伺っているのですけれども、事実としては間違いないのでしょうかというのをまず。

【知事】はい、それは間違いありません。

【記者】当初、当社の取材によると、なぜ韓国だけ、1国だけに便宜を図るのはかなり理由づけが難しいのではないかと、都の職員も考えていたというような取材の結果が出ているのですけれども、知事として見れば、先ほどもおっしゃっていたように、五輪に向け、世界中の協力が必要だと。姉妹友好都市も12あると。例えばほかの都市から同様の要望があったときに、対応に差をつけられるというか。

【知事】先ほど、北区の例、江東区の例。フランスの学校(都有地を有償で提供)の例、インドの学校の例を申し上げました。そういうことです。だから、それぞれの要望があれば、それぞれに対応をするということであるわけですから、特にソウルと東京は姉妹都市であって、こちらもお世話になっているわけで。だから、差をつけるとかではなくて、それぞれ要望があれば、そのときに対応をするということであるわけです。

【記者】それと、この話が公になってからまだ1日、2日なのですが、都には都民の方から300件近い要望、意見があって、もうそのほぼ全てというのがかなり批判的な意見であると。保育所を整備したらいいのではないのかとか、なぜ韓国なのですかというような意見が多いみたいなのですけれども、そうした批判の声があることに対する受けとめというのはどうでしょうか。

【知事】それはいろいろな声があります。先ほど言ったように、いろいろな声があるのは当たり前なので、政策の判断ですから、私の判断でやって、それで、これから細かく詰めようということでありますから、なぜ韓国ということだけにそんなにこだわられるのかということが、私はまだ分からないです。インドでも、フランスでも、どこでもそういう要望があったら、世界に開かれたまちとしてできるだけのことは、特に子供の教育の話ですから、努力をしたいと思っております。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)