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記者会見

平成26年8月7日更新

舛添知事定例記者会見
平成26年8月7日(木曜)
15時00分〜15時37分

知事冒頭発言

1 アジア大都市ネットワーク21 第13回総会(トムスク)への出張について

【知事】まず、私の方からお知らせをいたします。
 9月5日・6日に開催されますアジア大都市ネットワーク21(略称:アジネット)の第13回総会に出席するため、ロシア連邦のトムスク州に出張いたします。
 アジネットは、発展著しいアジアの諸都市との連携をさらに実りあるものとするため、年1回、会員都市の代表が集まる総会を開催しております。今回は、一昨年に新規加入をしましたロシア連邦のトムスク州で初めて開催する総会でありまして、これまで東南アジアや東アジアを中心に展開してきたアジネットについて、中央アジアにもその活動が広がっていることの象徴であります。
 総会では、各都市の代表による政策対話が行われますが、私からは、2020年オリンピック・オリンピック東京大会の準備状況を説明するとともに、世代や生活環境等を問わず、誰もがスポーツを楽しめる環境づくりを目指した様々な施策について発表する予定であります。
 また、この機会を活用しまして、総会開催の前日の4日には、国立トムスク大学におきまして、学生などに向けて講演をする予定であります。
 詳細な説明については、この後報道官からいたしたいと思います。
 それでは、質問、その他あれば、よろしくお願いします。
 そして今日、東北1000キロの被災地を回ってきた縦断レースが東京に戻ってきますので、この後、お迎えに参らないといけないので、簡潔に要領よくご質問いただければと思っています。スタートのときには海外出張中、ソウル出張中で行けませんでしたので、お出迎えに参りたいと思っています。
 それでは、ご質問、ご意見ありましたら、どうぞお願いします。

質疑応答

【記者】日本テレビの久野村です。知事、もうすぐ、ほとんど、就任半年になるんですけれども、今までの成果と、今後の課題といいますか、抱負をお聞かせいただけますか。

【知事】非常に異常な緊急事態で就任をいたしましたので、まずは予算を通さないといけないということで、最初の議会はそれに追われました。半年経ちましたけれど、最初の3月はそういう緊急事態への対応、そして4月から、皆さんもたくさん取材に来ていただきましたけれども、現場の視察ということをやって、全体像を、東京都ってどれぐらい広いか、どういう問題があるか、各局がどういう問題を持っているか、こういうことを1つ1つ見ていく。そして自分の目で見ていく。
 例えば、下水道の、要するに地下にまで潜りましたけれども、あれをやってみると、下水道局の職員が、皆が見えないところでこんなに努力しているんだなというのがよくわかって、直接聞いてみると、あれはなるほどなと。それから、様々なイノベーションをやって、世界に誇る技術を持っている。これも現物を見ないとわからない。そういうことで随分見ることができましたし、交通網の整備とか、まさに今、見直しの対象となっているオリンピックの競技施設、こういうものも見ていって、現場を見ながら、自分の目で把握しながら、そして、これからの政策をつくる土台づくりをやっているということで、おかげさまで職員の意識改革も次第に進んでおりますし、補佐官制度を入れる。それで、前回の人事で思い切った若手の抜擢もやるというようなことで、体制も整いつつありますから、これからはさらに前を向いて、長期ビジョンの策定、そして様々な面で世界一になるという公約の実現に向けて全力で走りたいと思っています。
 大変駆け足で、本当に、異常事態、緊急事態での就任でしたけれども、いろいろな方々に支えられて、何とか普通の形の行政がそろそろスタートできるかなと思っていますので、これからが本当の勝負だと思っています。
 以上です。よろしいでしょうか。

【記者】知事、6年後のこの時期に、まさにオリンピックが開かれるということなんですけれども、先達て環境省のほうも何かいろいろと発表してましたけれども、暑さ対策、それからですね、この夏、見ているとゲリラ豪雨、場合によっては停電ということも起きているという状況で、6年後、これが、劇的に気象状況が変わるとも思えませんので、さらに暑くなる可能性もあると思うんですよね。そうした場合に、この6年後の暑さとかゲリラ豪雨、もろもろの気象対策というのはどのように今後考えていかれる予定ですか。

【知事】これはもう環境省だけではなくて、政府、そして我々も全力を挙げてやらないといけない。本来的には、50年前みたいに、10月10日というのは50年前のオリンピックの記念日ですから、この頃が一番良いんです。だけど、様々なIOCの理由でやっぱり夏でしかできないし、日程の変更はできません。だから、水を吸収するアスファルトとか、ミストをまくとかいうようなことはありますけれども、それだけでも足りないのかなと。だから、インドアでやるのはまだ良いのですが、アウトドア、例えばマラソン、これはやっぱり時間を、朝4時からやるとかね。夕方からやるといっても、アスファルトが照り返っていれば、まだ夜でも暑いですから。
 だから、そういうことを考えると、相当緑を増やす抜本的な改革をやらないといけないけれど、私はやっぱり車の排ガスというのはものすごい熱も、環境汚染もありますから、いつも申し上げているように水素社会を実現させると。燃料電池を使いましょう。
 そして、やっぱり3環状を急いでいるのは、そのことによって、東京の都心に入る必要のない、通過するだけの車両が全体で6割だということですね。そうすると、今の車の通行量の4割に、今現在の4割の通行量に減るということは、相当排ガスも熱気もなくなりますから、これも同時にやっていきたいし、自転車レーンというのを一生懸命言っているのは、なるべく車を使わない。いつも申し上げているように、今からの、要するに都市のあり方は、モータライゼーションの逆さまのディ・モータライゼーション、いかに車に頼らないかというまちづくりをやるということで。ですから、日本橋とか丸の内の仲通りを365日歩行者天国にしようと。こういうことを総合的に6年かけてやっていけば、まあ、2、3度ぐらいは温度を下げることができるかなと。
 日本のですね、東京のこの気候の一番の問題点は湿度なんですね。気温が高くても、例えば地中海性の気候、日本でいうと北海道みたいな気候ですけれど、これは木陰に入るとひんやりする。湿度対策というのは、モンスーン気候で、どうしようもありませんから、それで、皆がそれを考える。例えばビル等で、オリンピック期間はもう仕事をちょっとお休みしましょうということになれば、ビルの空調を止めることができるだけでも相当いいですね。パソコン等が置いてある部屋で、常にエアコンをかけておかないといけない場所もありますけれども、こういう業務、日常生活に伴う熱の排出を抑えるということだけでも随分違うし、それから、これからのまちづくりで、いつも言われているように、東京湾から涼しい風が、海ですから、入ってくるときに、それを遮るものがある。風の通り道をつくる。日本の家屋というのは、入口、出口があって、その風の通り道で、それで冷房もなくてもちゃんと涼しさを演出していたので、これは全国民というか全都民の課題として、成功させるのに必要だと思います。
 あと6年後に色々な科学技術の進歩というのもあり得ると思いますから、先般、内閣府で山本一太大臣とともに、日本の技術を使ってオリンピックを成功させよう、パラリンピックを成功させようということをしましたけれども、そういう中に、今、ご質問にあった、この暑さ対策に対応する技術というものも考えていきたいと思っています。非常に困難な課題ですけれど、みんなの協力でやりたいと思っています。

【記者】フジテレビの相澤です。政務活動費についてお伺いしたいんですが。他県になるんですが、兵庫県議が妻と一緒に温泉に行っていたと、政務活動費という事案で、兵庫県民から非常に非難などが出ているようです。改めて政務活動費についてのお考えと、今回の事案に対するお考え、聞かせてください。

【知事】最終的には、例えばそれぞれの県会議員、都会議員含めて、国会議員もそうでしょうけれど、政治家としての自分の責任に基づいて判断を下すということに尽きるのだろうと思います。それから、会派によっては、会派というのは政党ですね、こういう使い方をしなさいというガイダンスを出しているところもあると思いますから、常識的に考えて、説明可能であればいいので、説明不可能だと、これはなかなか批判されても仕方がない面もあると思います。ですから、政務活動、政治の活動というのは本当に幅広い活動ですから、そこはある程度理解をしてもらわないと困る面も、政治家の立場で言えばあると思いますけれど、だけど、やっぱり普通の世間の常識というのが一番の判断じゃないでしょうかと思っています。

【記者】毎日新聞の武本です。今の政務活動費の関連なのですが、昨日、都議会も政務活動費を公開されて、いわゆる新年会に総額で1000万円超の政務活動費が充てられているという実態が明らかになりまして、近年の司法判断を見ていると、割と飲食、あるいはお酒が伴うような会合については支出を認めないという判決もかなり出ているかと思うのですが、議会のことは議会でということかもしれませんが、活動費を交付されるのは知事な訳ですから、率直に知事、こういった使われ方について、どのようにお感じになっているか、ご見解を伺いたいのですが。

【知事】それは非常に難しい質問で、というのは、これはむしろ議員の皆さん方でよくご議論してほしいのは、例えば私にしても朝から晩までこうして公務をやっています。しかし、東京を世界一という大きな目標を達成するためには、いろいろな方とお会いして話を聞いたり、会議をしたり、都庁の中で水素社会のヒアリングとか、いろいろやっていますけれど、それで間に合わない、時間的に無理な場合がある。そして相手も皆忙しい。そうしますと、夜、晩ご飯でも食べながら会議しませんかとか、いわゆるワーキングランチみたいなのを、昼やりませんかという時、これをどのように見るのかと。
 要するに飲食を伴わなければ、もう本当にそれは会合ですよと。それは、お茶とか1杯出るでしょうけれど。だから、飲食を伴った時に、それをどのようにして排除するのか。例えば、1万円の会費を取った時に、その中で幾ら分が飲食なんだろうかというのはなかなか難しいので、これは先程私が申し上げたように、各会派とか、それぞれの議会でガイドラインみたいなものを設けて、こういうのはこうした方がよろしいというのをやれば良いと思います。
 そして、本来は、そういう条例とか法律とかできちんと定めてもらえば、そういう事は非常に良いのです。例えば、具体的に言いますと、ちょっとそのテーマとは離れるのですが、冠婚葬祭がものすごく多い。そうすると、知事は別ですけれども、国会議員の時の話をすると、小選挙区ですね。小選挙区で、地元の誰かがお亡くなりになり、お葬式に出ますと。そして、自民党の先生は来たけど、民主党の先生は来ないというようなことで。村祭りから、盆踊りから、全部そうなのですね、日常活動だと。その時に、毎回、香典を持って行っていたら、とてもじゃないけど、もうお金が足りませんということになるので、そこで法的に、香典を持っていってはいけないと決めてくれた訳です。ただし、本人が出る時は持っていって良いのですよ。秘書等が行く時に持っていったら、これは違反になる。だから、むしろ私の個人的な感想を言えば、決めてもらった方がありがたい。何であなた、お参りに来たのに、うちの親父の葬式に香典の1円も持ってこない。いや、すみません。法律で持っていってはいけない事になっているんですと。
 それから、私は全国区の、参議院の全国区でした。全部選挙区なのです。そうすると、お葬式のお花を出すこともできないのです。そして、変な話ですが、自分の選挙区外なら出せるのです。例えば、東京都の選挙区の先生が、新潟で誰がお亡くなりになった時、新潟には出せるのですよ、自分の選挙区ではないけれど。私は、全部が選挙区だからどこにも出せない訳です。でも、やはり有権者もそういう法律があってできませんというのを徹底して、これはいけないというものは書かないといけない時代ではないですか。
 だから、毎日新聞でも是非、モデルはこうだと、憲法改正草案ではないですけれども、政務活動費使用規程、毎日案、読売案、朝日案、東京案、産経案、NHK案と全部、出したらどうですか、例えば。という具合に実は思っています。もうそうしないと、なかなかこの問題は片付かないような気がします。ちょっと長くなりました。すみません。

【記者】今の例で言いますと、新年会に戻すようで申し訳ないですけれど、知事案としてはどうですか。

【知事】知事案は、今はそこまで考えていないので、少しお時間を下さい。新年会までに考えます。

【記者】MXテレビの風戸と申します。東京都の都内に避難している都営住宅等の貸し出し期間が1年延長されたということで。

【知事】被災者ということですね。

【記者】そうです。被災者が、延長したのですが、被災者の中には喜ぶ声もありますが、1年ごとの更新だとなかなか将来が見通せないですとか、あとはお子さんがいる家庭というのは非常に、学校をどうするかという問題で大変だということで、長期の貸し出しを求めている声も多くあります。この1年というのは災害救助法で定められた上限なのですが、東京都として、例えば長期間滞在できる独自の対策をとるとか、そういったお考えというのはありますでしょうか。

【知事】これは、国の政策との連動でもあるので非常に難しく、それで、例えば原発事故の後処理がもっと早く進むことによって故郷に帰れるという状況になれば、皆さん帰りたいだろうと思います。だけど、その見通しがつかない事が、実は最大の根本的な原因なので、それでやはり、逆に言うと本人のご希望がどうであるか。一日も早く帰りたいということは、やはり帰りたいと思います。だけど、もう諦めて故郷を捨てると、自分は東京で自立したいという方もおられると思います。その時に、住宅の支援だけではなく、一生懸命、今やっていますけれども、国のハローワークも含めて、我々の組織も使って、職を見付けて、安定的な職を見付けると。そして、一定の収入があれば、例えば都営住宅ではない住宅を自分で選ぶという選択肢も出てくるので、それは1つのご提案として、例えば今言った都営住宅の1年ごとというのは、都だけ2年まで延ばすという事が可能かどうか、ちょっと検討してみます。それが可能かどうかですね。ただ、私はもう根本的に今言った、事故処理を早くして選択肢を増やすことが一番良いことだと思っています。

【記者】フリーの横田一ですけれども、韓国の訪問に関連して、日韓関係改善のネックになっている歴史問題、従軍慰安婦問題についてお伺いしたいのですが、安倍総理が若手議員時代の97年に、自ら事務局長をした歴史教育を考える若手議員の会が出した「歴史教育への疑問」という本の中で、会合で発言した内容が収録されているのですが、その中で韓国には、安倍総理はこういう発言をしているのですが、「韓国にはキーセンハウスがあって、日常化していて、生活の中に溶け込んでいる」と、従軍慰安婦をビジネス、商行為のように捉えて問題がなかったかのような発言をして、しかも従軍慰安婦の方を嘘つき呼ばわりしている部分、発言もあると。「富山には慰安所がなかったと明らかに嘘をついている」と。こういう発言が、いまだに安倍総理自身が謝罪してないことは問題ではないかと思うのですが、この発言についての知事のご見解、ご意見をお伺いします。

【知事】まず、私自身が97年に安倍さんがそういう発言したかどうか、自分で確認していないというか、それは知りませんので、いろいろとコメントするのは避けたいと思いますけれども、いずれにしても、議員はいろいろな、それぞれの考え方をおっしゃっても構わないと思います。いろいろな歴史観があると思うので。ただ、根本的には、基本的人権とか、人間の尊厳とか、とりわけ女性の尊厳と、こういうものを傷つけるのは、私はよろしくないと思っておりますので。あとはもう、政治家がそれぞれ、その時の発言に基づいてどう釈明するかということにかかってくると思います。
 先ほど、官邸で安倍総理と会談してきましたけれど、日韓関係、何とか良くしたいという意欲は非常にお持ちなので、今はおそらくそういうご発言はなさらないだろうと確信しております。

【記者】ただ、過去に日本の国会でも取り上げられましたし、韓国の国会議員がこの発言、安倍総理の発言を問題にしていて、週刊現代とか日刊現代等でも取り上げている問題発言だと、そういうことで、今からでも遅くないので、安倍総理はまさに門戸を開いているとおっしゃっている訳ですから、自らそういう過去の問題発言については謝罪した方がいいのではないかと。また、ご存じないということですので、資料等お送りします。

【知事】ありがとうございます。

【記者】次回、ぜひ、コメントをお伺いしたいのですが。

【東京都知事】いや、コメントというより、横田さんのそういうお話をお伝えする機会があれば、総理にこういう意見が記者会見で出ましたと、どうぞお考えくださいというのはお伝えしたいと思います。

【記者】ちなみに、あともう1点、NHKで、安倍総理が嘘つき呼ばわりした姜徳景(カンドッキョン)さんという、慰安婦の方を紹介している番組が放送されていまして、「戦争 心の傷」というタイトルの名前なんですが、この方は、富山の軍需工場で働いている時に脱走して、その時に日本兵に捕まって強姦されて、松本の松代の慰安所で働かされていたと、そのドキュメンタリー番組がNHKでも流れています。ぜひ、安倍総理にもご覧になっていただいて、過去、その嘘つき呼ばわりした方の人生をぜひ直視してほしいと思っていますが、それについても資料をお送りします。

【知事】そういうことは貴重なご意見ですので、総理自身がご認識なさっていないかもしれないので、お伝えする機会があれば、お伝えしたいと思っています。

【記者】日経新聞の高岡です。本日の安倍首相との会談で、トムスクへの出張について何かお話、話題になられたか……。

【知事】今日はそれはお話していません。

【記者】あと、もう1点、その関連で、向こうに行かれた時に、ロシア政府側のどなたかにお会いになられるご予定とか、ご意向みたいなものはございますでしょうか。

【知事】今回は、先のソウルや北京と全く違うのは、アジア大都市ネットワーク21という、毎年、その総会をやる、ルーチンというか、そういう会合で、私ではない人が知事であっても、それは知事が行く事になっているので、私のイニシアチブで、私がロシアに行きたいから行くという話ではありません。私は私の意思でソウルに行く、北京に行くということを決めた訳ですから。だから、これは全く次元が違うと思います。ですから、今のところ、アジア大都市ネットワーク21の総会に出席して、加盟の市長さん達と友好関係を深めて、都市間の協力ができればやるという話をしますから。しかも、場所は西シベリアですから、モスクワなら同じ場所で、要人がおられる。ですから、その予定は全くありませんし、こういうことについては、総理と話すテーマではありません。ソウル、北京は話すべきテーマなので話しましたが、そこは明確に分けてお考えいただければと思います。

【記者】NHKの中島です。トムスクの出張に関してですが、先程、どの世代でもスポーツが楽しめる施策を発表したいとおっしゃっていましたが、具体的に今言えるものがあったら教えていただきたいのと、様々な都市が参加すると思いますが、とりわけどういったところの首長さんと友好を深めたいとか、話したい事があるとかありましたら教えていただきたいのですが。

【知事】例えば、今、インターハイをやっていて、この前、皇太子殿下ご一家もお見え下さいまして見ましたけれども、例えば、バレーボールは非常に競技人口が減っているという事は、大会の関係者に聞きました。そして、もう1つ例を挙げると、柔道をやっている子ども達の数は、フランスの方が日本よりはるかに多いです。そして、町道場もいろいろな町の町内にあります。結局、今、とてもフランスが強いですね。だから、こういう裾野を広げないといけないので、オリンピック・パラリンピックにつなげるためにも、誰でもスポーツが楽しめて、高いお金を払わないで、本当にちょっとの、500円とかそういう参加費でできるようなもの。今、それこそ駒沢公園なんかは、私が非常に高く評価するというのは、レガシーとしてそういうものが残ったから都民が楽しめる。そしてこれは、2020年を準備する過程においても、そういうことをやってみたいと思っているので、気軽にあらゆるスポーツを楽しめるような、お年を召されても、子ども達でもできるようなものをやらないといけないと、そういう事を今考えています。
 それから、もう1つ何でしたか、ご質問したの。

【記者】もう1つは、様々な都市の……。

【知事】今のところ、まだ、どの都市から誰が来られるという事がないのと、今回、やはり、本当に交通が不便です。それで、やはりそれぞれ大きな町の首長さんというのは公務が大変ですから、これは今、日程調整をしていますから、2日間の会議だけでも行きと帰りだけで、モスクワまで行ってまた戻って、今度は帰りもモスクワまで行って戻ってくるということをやらないといけないので、なかなか、代理の方が来られても、首長さん自身が来られる都市は少ないと思っています。ただ、私自身は、アジネットに参加するのは今回が初めてですから、そういう意味では、様々な都市の首長さん乃至その代理の方とよく話し合いをして、アジアの大都市が抱える問題点について共通の解決策があればということで、そういう態度で臨みたいと思っています。

【記者】もう1点だけ。北京出張の時に、北京のアジネット復帰について、参加国の参加都市の方々とも話をしたいという事をおっしゃっていたと思いますが、それについてはいかがですか。

【知事】これは、北京については既に球を投げていますし、例えば、台北は、どうぞ、北京戻ってきて、我々は結構ですよということをおっしゃった。アジネットから北京が脱退したのは、ジャカルタの大会の時です。そうすると、ジャカルタ市にとっては、自分のところで開催した時に脱退されて、やはり良い気持ちではないと思います。だから、ジャカルタの方に、来られればですよ、その問題をどうお考えですかと。そして、少し怒っていらっしゃるかもしれないけれど、アジア全体のためにお考えいただけませんかという事は申し上げようかと思っています。これは、重要な1つのトピックスになると思っています。

【記者】時事通信です。よろしくお願いします。ヘイトスピーチに関してですが、安倍総理との会談でもそれは非常に話題になったとおっしゃっていまして、東京都として、今後何かやれることはお考えでしょうか。知事は、条例だと、東京都で規制しても他のところにあったら駄目だとおっしゃいますけれども、法整備には時間がかかりますし、条例を作って東京都としての姿勢を示すのも1つかなと思いますが、いかがお考えでしょうか。

【知事】国で法律を作るのも、ものすごい短期間で私は作ったこともあります。急がなければいけない時は、緊急立法というものがありますから。だから、条例の方が時間が掛からなくて、国の法律の方が時間が掛かるというのは正しくありません。ケース・バイ・ケースです。そこは正確に認識していただく必要があります。
 そして、ぱっと上程して、満場一致で衆議院可決、その日のうちに持ってきて参議院可決が出来ますからね。ただ、私がやはり一番心配している事は、川崎でもやっている、千葉でもやっている、さいたま市でもやっている。そうした時に、変な話ですが、東京都と、横浜の川崎の境界線に立って東京に向かってヘイトスピーチをした時に、東京都条例だけでしたら取り締まれません。だから、これはやはり、国として、ご承知のように国連が厳しく勧告しましたので、こういう事はあってはならない事だと。そうすると、総理が今日、明確におっしゃったのは、我が日本というのは、どのような悪口を浴びせかけられようと、それだからこちらも悪い事を言っても良いというような事はないと。正確に言うと、日本人というのは和の精神、そして寛容を重んじて、どのような時でも礼儀正しく、他者に対して謙虚でなければならないと。一部の国、民族を排除するような言動は極めて残念であり、あってはならない事なのだと。だから、他の国の人が、どう悪しざまに我々日本人に言っても、我々は、そういう事をやらないのだと。そして、これだけ素晴らしい日本の国の我々誇りだと、その礼儀正しいという事は。それに対して、ヘイトスピーチは、その誇りを傷つけるというところまで総理はおっしゃってる訳ですから、重いですよ。一国の内閣総理大臣、トップの指導者がおっしゃったことですから。だから、これは自民党の政調で検討して、法律をどうするかという事を検討する。そして、我々も、私も含めて、同時にそれは検討します。けれども、やはり、こういう問題は、例えば水素社会とか、国際金融センターのように、霞ヶ関の縄張り争いがあるから東京都で先にやった方が進むという問題とは質が違います。私は、これは日本国の誇りに関わる、東京都の誇りを、東京都民の誇りを傷つけるだけではないのです。日本国民の素晴らしさを傷つけることになるので、私はきちんと国法でやるべきであると。国で法律を決めれば、我々は国の法律だから、当然従わないといけないという思いでやっているので、私達は、その法律が出来れば、その法律が実効性を持つように東京都として全力を挙げると、そういう方針です。
 それから、もっと言うと、定例の議会で、次の議会まで待つということもあるけれども、国会というのは、今、夏休みですけれども、臨時国会を開いて、開いてる期間が長いのですよ、国会の方が都議会よりも。そして、ほとんど通年のごとく国会はやってますから、いつでも法律を出して、いつでも通す事が出来るから、むしろ国会の方が早い可能性があると、そういうことです。
 そろそろ、1000キロランナーのお迎えに行きたいと思いますので、また、よろしくお願いいたします。それではこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)