石原知事記者会見

平成21年4月16日更新

石原知事定例記者会見録

平成21(2009)年4月10日(金)
15:02〜15:24

知事冒頭発言

1 ICAP(国際炭素行動パートナーシップ)への参加について

【知事】えー、きょうはね、冒頭、私から3つほど。

 1つはですね、これ、とっても大事なことですけども、昨日、ICAP、国際炭素行動パートナーシップから、「ICAP運営委員会は、東京都の正式メンバーとしての参加を承認した」と、連絡がありました。「これまで、運営委員会の決定が覆ったことはない」ということでありまして、事実上の最終決定であると考えています。

 東京都は、ICAPに正式参加する世界で唯一の都市政府となります、都市となります。今後、先進国に求められるCO2の大幅削減には、発電所や大規模工場だけではなく、オフィスビルなども対象とした、総量削減義務の導入が必要でありますが、今、世界の都市で実績を踏まえて、この施策の導入を提起できるのは、唯一、東京だけだと思います。

 このため、今年の秋に、実務家レベルの会議として「都市型キャップ&トレード東京ワークショップ」これは仮称ですけど、これをですね、開催することにしました。東京の経験とノウハウを先進国の大都市などに提供して、政策的なサポートをしていきたいと思っております。

2 「橋梁の管理に関する中長期計画」の策定について

 次いで、「橋梁の管理に関する中長期計画」の策定ですけども、このたびですね、今後30年間にわたる「橋梁の管理に関する中長期計画」を策定しました。一昨年の夏にアメリカのミネアポリスでハイウェイの橋が崩壊して、多数の死傷者が出る大事故がありましたね。また、国内でもですね、愛知県の木曽川大橋で鋼材が切れ、以後4か月間ですけど、通行規制となる事故もありました。

 約1,200あります都の橋梁の多くは、高度経済成長期に建設したもので、高齢化が急速に進んでおります。すべての橋梁を対象に定期点検を行いまして、その都度、適切に補修していますが、近い将来、一斉に架け替えの時期を迎えることになります。

 そこで、橋梁のですね、長寿命化などによりまして、架け替えのピークを中長期で平準化して、安全、安心をですね、確保しながら、工事そのものを減らす計画を策定しました。この計画を実施することによりまして、橋梁の総事業費を、今後ですね、30年間で約1.1兆円縮減できる上に、工事による渋滞やですね、環境負荷も大きく減らすことができます。

 この計画は、都が20年にわたって、20年以上ですね、にわたって蓄積してきた橋梁の貴重な点検データをですね、ベースとして、都の職員自らが開発した資産管理の手法であります、アセットマネジメント(資産を効率よく管理・運用すること)を活用することによって策定したもので、全国をリードする画期的なものだと思います。自治体によって、大小ありますがね、橋をたくさん抱えている自治体も幾つかあるでしょうが、そこでのですね、こういうインフラ(社会基盤)に対する対処には、これ、都が今度やったこの方式はですね、非常に参考になると思います。今後、都は、こうした手法を、橋梁以外の都市施設にも拡大することによりまして、既存のインフラを最大限に活用した、環境負荷の少ない成熟した都市づくりを推進していきたいと思ってます。詳しいことはですね、この後、建設局から説明をいたします。これは、とってもいい仕事をね、したと思いますよ。

3 下水道局のワッペン作り直しについて

 それから、もう1つ、これはですね、うーん、私、全部新聞読んでなかったんで、忙しかったものですからね。これ、読売新聞に出てましたがね、下水道局のね、ワッペンをつくり直した。それで、今までの規格と違うっていうんでね、私は今度のほうがよっぽどいいと思うんだけどね。うん。余計なのが入ってる、うーん、これ、ちょっと千切ってきたけど。(※新聞の掲載記事を示しながら説明)下、下は今までの、上は今度の新しいデザイン。下に青い水が走っていたらね、東京の下水、きれいだなって感じするし、イチョウの葉っぱがあっていいじゃないか。そうしたら、ばかだね、どなたか偉い人がだね、こんなもんだめだと。規格じゃねえじゃねえか、つくり直せってんで、3,400万円かけてつくり直している。ばかじゃない、これほんとに。こういうたまげたこと、やっぱり役所ってのはあるんだね。うん。これはね、それで、その新しいデザインを勝手につくったってんで、当事者は、えー、担当の部長と課長、いずれも当時を訓告処分としたと。

 これはね、おかしな話でね、これ、お役人の世界ってよくわからんけども、訓告処分されると、また減点主義だから、出世に妨げになると。気の利いたことしてね、しかも、3,400万でこれをですね、とにかく、変えさせる神経ってのは、税金だねえ。税金になれてるお役所っていうのは怖いね。これは、もう今からね、取り返しがつかないんで、申し訳ありませんけども、ということであります。

 えー、質問があったら、どうぞ。

質疑応答

【記者】今のワッペンの件なんですけれども、知事として、今後、この問題について、何らかのけじめをつけるというかですね、何かそのようなお考えみたいなものはおありでしょうか。

【知事】けじめったってね、その分、お前が払えってわけにもいかないだろうからね。これは、しかし、やっぱり、まさに、こういうばかな無駄をね、あえて行った、その役人のいい意味じゃなしに、悪い意味の、律儀さは、世間じゃ通用しないってことで。これは、訓戒処分ぐらいは、当然します。

【記者】つぶされた、もう一回、つくり直された方に関して、処分をご検討されると?

【知事】はい。はい。

【記者】ありがとうございました。

【知事】じゃなきゃね、骨身にしみないでしょう?みんな。

【記者】はい。

【知事】ねえ。はい、どうぞ。

【記者】そうはいっても、東京都の組織で起きたことなんですけれども、このワッペンの問題、なぜ柔軟に対応できなかったんだと思われますでしょうか。

【知事】えっ?だから、いつも言ってるじゃない。国の官僚だけだと思ったら、東京都の役人もだな、我々の美徳は継続性と一貫性という、ばかなのを信じてるやつがいるわけだよ。世の中こんだけ早く変わっているときにだね、継続性、一貫性みたいなことでさ、過去のものを踏襲(とうしゅう)していいデザインが出てくるわけもないしだね、これはワッペン一つで済んだからするけど、ほかのもと、大事な行政の部分だってね、もっと被害を都民が被りかねませんよ。

【記者】都民の声を聞いてましても、やはりこの厳しい経済情勢のもとで、3,400万円あったら、ほかのことに使ってほしいという怒りの声が多かったんですが…。

【知事】全くそうですな。だから、それをどう受けとめるかってことはさ、当人呼んで私がね、訓戒しながら、うーん、それで気がつかなきゃ、ひっぱたくわけにいかないからね、これね、やっぱりね、どんな身分か知らんけども、うーん、骨身にしみて、反省するようにはさせますよ。ばかみたいだ、ほんとにね。人に言われて、新聞読んでね、ほんとにたまげたね、これは。

【記者】知事が担当者だったら、もうこのデザインはつくり直さないということですか。

【知事】「ああ、よくなったじゃないか」と言うよ、これ。こっちのほうがよっぽどいいと思うよ、僕。

 昔もあったんだ。あのね、犯罪は見逃さないと、この頃、幾つかのあれに張ってあるでしょう、歌舞伎の暫(しばらく)の。で、あれ(※庁有車や民間事業車などの車体に貼ってある防犯用ステッカー『動く防犯の眼』のこと)、最初に持ってきたらね、いいなと思ったの。でも、ちょっと目をつり上げたほうがいいかなと思ったらね、あの肝心の鼻の真ん中にね、東京都って書いてあんだ。これね、君、デザインからいってねこの鼻の真ん中にハエがとまっているみたいでみっともないよ、これ。そしたら、東京都だから東京都って書いてある。そんなものは通用しないんでね、横へ持っていけって言ったんですけどね、そういう何ていうのかな、くだらねえ完全主義っていうのかね、そんなもんで、東京都、ここには、そこまでみんな読まないよ、あんなものは。まあ、人間の感覚、感性の問題かもしれませんがね、もっと、その前にやっぱりね、こんなもの無理やり元に戻すことで、お金がいかにかかってるか考えないってことも、やっぱり、粗雑すぎるわな、ほんとに。

 はい。はい、どうぞ。

【記者】この4月で石原さんが都知事になって10年になります。この間、さまざまな政策を打ち出してきて、東京都政、随分変えてきたと思うんですけれども、まず、ご自身でこの10年を振り返って、どのように評価されますか。お聞かせいただけますか。

【知事】そんなことは人がすることだね。銀行で失敗したら、何から何までだめって言われてんだから、もう。かなわんよ、ほんとに。

 銀行は墜落せずにね、何とか持ち直させますがね。ただ、ぼやいてもしようがないけどね、あてにしてたヨーロッパの銀行がね、一緒にやろうと言っていたのが、向こうがつぶれちゃったんです、サブプライムローン(中低所得者を対象としたアメリカの住宅などのローン)でね、2つ。これはやっぱりちょっと予期せぬ出来事だったな。逆に、向こうは、金貸してくれって言ってるよ。それは、私がやめてしまった後、人が決めることでしょう。

【記者】銀行以外にも環境対策とか、独自の政策、次々打ち出してきてましたけども、それについて、ご自身ではどのように振り返っていらっしゃいますか。

【知事】いや、それは評価するしないの以前の問題で、やっぱり行政の責任者としてね、都民に対するというか、むしろ、私自身の子孫も含めてね、これからやってくる都民に対する責任でしょう。責任の履行というのはね、そのときそのときじゃなしに、やっぱりね、先手を打つということも、大事な責任の履行だと思いますからね。やっぱりそういうアイデアをね、出してくれる人もいるしね。うーん、若いスタッフからいろいろいいアイデア上がってきますよ。これだけたくさん人がいれば。それを汲み上げる者がいないとね、一番つまらないのは、このさっきのワッペンだよな。新しいことやってきたらだめというの、規格どおりに。こういう役人がいる限りだめだね。

【記者】2年前の知事選で最後のご奉公というふうにおっしゃって、残り2年となりますけれども、今後、その2年、残り2年、仕上げの時期に、こういうところに力入れていきたいと、どこに力を入れていらっしゃるつもりでしょうか。

【知事】うーん、やっぱりね、いろいろ、私の人脈も通じて外国とのかかわりも踏まえて、やっぱり都政の難事の銀行をしっかり再建することですね。それ以上に、環境問題っていうのはね、もうやることたくさんありますからね。これはまずね、説得ということが必要なんで、うーん、同じ経済界でもね、日商(日本商工会議所)、東商(東京商工会議所)の考え方と経団連(日本経済団体連合会)になると大分違うところがあったりするんだ。そういったものも埋めて平均化してね、やっぱり経済界もその気になってね、手当てしないと、ああ、危機的な状態が到来したときに、あのとき、しておきゃよかったなということじゃ済まないと思いますよ。

【記者】あと、もう1つ、すいません。都庁内および都議会内で、オリンピックの開催都市が決まる10月で、オリンピック招致の成否に伴って、わかりやすく、石原さん、途中でやめちゃわないかというような声がありますけども、そこはどのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。

【知事】さあー、これは、やっぱり勝ち方、負け方の問題だろうね。うん。それは結果、見なきゃわかりません。勝敗は兵家の常(へいかのつね)っていうけどさ、しかし、そういってうそぶいて過ごすわけにもいかないかもしれないし、際どい戦いならば、次にまた望みを託してバトンタッチすることになるかもしれないし。しかし、やっぱりね、今の日本の状況を眺めていて、うーん、オリンピックというね、イベントがやってきたら、日本人はかなり新しいパターンのオリンピックつくることはできると思うし、それでまた日本の存在感がね、出てくると思いますね。

 実は、昨日だか、一昨日、私ね、外人記者クラブ(日本外国特派員協会)で久しぶりに講演したんです。もともとあそこのアソシエイトメンバー(準会員)なんだけども。で、いろいろね、反応を聞いているとね、どういったらいいのかな、やっぱり環境問題にみんな関心ありますね。

 それで、西洋人の言葉なんだけど、開高健(小説家)がたまたま引いてきたね、ゲオルグ(東欧の作家)の詩を、何かの一つ覚えで、私も記者クラブで披瀝(ひれき)しましたらね、やっぱり記者のほとんどはそういう文句知らないで、ね、改めて「たとえ地球はあした滅びるとも、君はきょうリンゴの木を植える」というのは、開高が紹介したゲオルグのあの美しい詩の一節は、やっぱりそこはかとない危機感を持っているメディアのね、東京にやってきておる外国人の新聞記者だから、ある選ばれた人でしょう、あるレベル以上の教養があるんだろうけど、彼らはみんなやっぱりそのことをね、非常に強い印象を受けたって言っていましたが。何も私のメッセージじゃない、これはやっぱりゲオルグという人のメッセージでね。

 いたずらに危機感をあおることもないけども、しかしやっぱり、まことに不本意な現実があるわけだから、こういったものをね、共通の認識としてどれだけ強く持つかということで、東京は、条例を変えてですね、ICAPに入る資格もつくりました。そういうことは、やっぱり、だれが評価してくれるかしてくれないかわかりませんけども、今、都の行政を預かっている責任者としては、私が当然すべきことだと思います。

 はい、ほかにはいかがかな。どうぞ。

【記者】話は変わりますけど、千葉と横浜の知事がリニアモーターカーのですね、成田空港、羽田空港をつなぐリニアモーターカーの勉強会というか、お話を始めるということがございました。とはいっても、東京を通らないと、リニアはあそこを通らないんですけれども、知事は今の段階で実現性とか、あるいは、都としてのやる気というんでしょうか、そういったところ、どういうふうにお思いでしょうか。

【知事】僕、リニアにね、非常に熱中して、私も運輸大臣のとき、これを支持しました。今でも期待してますけども、いろいろ技術的なね、バリア(障壁)があるんですがね、常温超伝導という技術が開発されて、これ、すばらしいんでね、もっともっと安く、ああいう次の時代の運搬機関というのは実現するだろうけども、今限りのね、低温、つまり超低温、超伝導の限りだとね、僕は、葛西君(葛西敬之 JR東海会長)と非常に親しいんですよ。いろいろね、いつもね、突っ込んだ話、あれも技術的に詳しいから話するんだが、彼は東京から大阪をね、バイ名古屋(名古屋経由)でね、つなごうと思って、これはね、自分のね、会社の経費でもってできる、やると、強い意思持ってますけどね。つまり東京と名古屋がですね、名古屋経由でね、大阪がドア・ツー・ドアでつながる。つまり、東京の発進地は、何だ、品川、大変結構だと思う。大阪はもちろん、どっかセンターに持っていくわけでしょう。これはやっぱり需要はすばらしいと思う、すごいと思いますね。

 それで、この経済効果はすごいけども。羽田と成田の間のね、顧客の需要というのはどれぐらいありますか。それはね、僕が、結論出すんじゃなしに、葛西君に取材してください。それは、松沢君(松沢成文 神奈川県知事)もね、森田君(森田健作 千葉県知事)もね、失望するかもしれんけども、あれは怜悧な非常にすぐれた経営者としてね、十分計算した上で、東京−大阪のことを言っているんだろうけど、一転して、つまり羽田とですね、成田の間のしかも地下で全部つくるということに関してはね、彼から結論を聞いてください。

 はい、どうぞ。

【記者】すいません、今日のですね、今日、政府・与党で追加経済対策が決定される見通しだと思うんですけれども、まだ内容はわからないんですが、わりと、羽田空港の滑走路延長とか、外環道関連とかですね、わりと首都圏で首都圏の住民に縁の深いですね、インフラ投資がわりと盛り込まれるんじゃないかというようなんですけれども、今どのようにお感じになっていらっしゃるんでしょうか。

【知事】ま、決まったことも知らずにだね、どう感じてるかって、しようがねえわな。しかし、やっぱり首都圏にこれだけ集中、集積が進んでいるとね、首都圏のインフラの整備をすることがね、それはコスト・アンド・ベネフィット(費用対便益)というのは、当然の選択肢だと思いますよ。

 現に、東京の外環なんていうのは、どう計算したって、ほかの道路に比べてだね、コスト・アンド・ベネフィットのね、指数は圧倒的に高いんだから、それを差し置いて北海道にだね、夜中にはキツネしか通らない道路をつくったってしようがねえだろ、それは。

【記者】もう1つ、省エネ家電とかですね、エコカーみたいな、ああいう消費に、省エネ関連の消費の促進策なんかも検討されているようですけれども、どのように。

【知事】いや、ですから、それはね、国がそういうものをね、要するにインセンティブつけて督励(とくれい)することでね、国民も、金銭ずくだけではないんだろうけど、そういう政府の措置、インセンティブというものを踏まえてね、今日の世界全体の異常気象というものに危機感を持てればですね、それにこしたことないんじゃないですか。

 どうぞ。

【記者】政府の追加経済対策を踏まえて、東京都として21年度の補正予算で追加経済対策をお考えになるかどうか、現時点のお考えを教えてください。

【知事】現時点ではわかりませんな。政府の詳細がわからん限り。そんなものを想定して、こちら、先走るわけにもいかないし。しかしね、与謝野君(与謝野馨 財務大臣兼金融・経済財政政策担当大臣)なんかともいろいろ話しているけども、やっぱり投資することでの経済効果というものを考えればね、これだけ人口が稠密でね、いろんな機能が集中、集積している首都圏というものが対象にならざるを得ないでしょう。小沢(小沢一郎 民主党党首)、金丸(金丸信 元自民党副総裁)時代にアメリカにだね、言われてだね、8年間に400兆、430兆のばかな金を、国債発行までしてつくって、財政だめにしながらね、わけのわからないインフラつくってきたんだよ。そういうものの反省というのは、当然今あってしかるべきだと思いますけどね。

 はい、はい、どうぞ。

【記者】先日、知事会と国交大臣(国土交通大臣)との間で、国直轄事業負担金について協議があったんですけれども、知事のほうからですね、直轄事業負担金について不透明だというような指摘が相次いだんですが、これについては、どのようにお考えでしょうか。

【知事】それはね、原則的に、そう思いますね。それで、やっぱりね、ああいう、国とね地方自治体の、地方自治体の中における国家の事業とのかかわりというのはね、金銭の問題以外にも変なものがあってね、例えば東京にある国道をね、どこを直すかということをね、国が決める必要ないんで。東京都のここを直そう、ここを優先的に直そうというのは当たり前だけど、国が勝手に、ここやる、あそこやると言うわけだ。こんなね、現場も知らない、歩いたこともない役人がだね、しゃしゃり出てきて、国が、おまえたちの仕事してやるから、幾らか、とにかく金持ってつき合えっていうのは、僕は、そういう制度というのはちゃんちゃらおかしいと思うね。そんなもの、とっくに時代的にね、淘汰(とうた)されるべきシステムだと思いますよ。

 でも、まあね、全国知事会もね、言うのも遅過ぎるしだな。本気で、どこまで何があるかというんで、そしたら、税制改革も含めて、知事なら知事が国に対して全部の弓引くんだったらいいけど、大体7割以上の、あれは、知事が役人出身だろう。みんな、自分が出てきた古巣が物言ったらね、ほんとに物は変わらないよ。

 はい、それじゃ。

(テキスト版文責 知事本局政策部政策課)